国内外より最新のデザインを紹介し、今年25年目を迎えるデザインイベント「東京デザイナーズウィーク2010」が10月29日、明治神宮外苑を中心に青山エリア一帯で開幕する。

　主催はNPO法人デザインアソシエーション。国内外から1,000を超える団体やデザイナーらが参加し、インテリア・雑貨・電気機器などの最新デザインを披露する。同時期に開催されるデザインイベント「デザインタイド」と並び、会期中の6日間は表参道や原宿、渋谷などの周辺エリアがデザイン関連のイベントで華やぐ。

　昨年6万424人の来場を記録した外苑前の特設会場では、メーンコンテンツとして「TENT」を新設。「環境」×「デザイン」をテーマに、企業や団体、個人のデザイナーなどによるデザインを通した自然環境、生活環境、ココロの環境などへの取り組みを紹介する。「創造性」にスポットを当てたアートコンテンツも新たに展開。日本の現代アートをテーマにした「ジャラパゴス展」、日比野克彦さんが監修する「アウトサイダーアート展」なども同時開催する。

　「CONTAINER EXHIBITION」では会場の芝生に40フィート、20フィートの貨物コンテナを配置し、企業や学校、デザイナーらが独自の空間デザインを披露。今年からプロ・学生へと応募の幅を広げた公募展「CUBE EXIBITION」、今夏に話題を集めた小惑星探査機「はやぶさ」のドキュメンタリー映画の上映も予定する直径約30メートルのドーム型多目的イベント空間「TDWドーム」なども見どころに。

　青山を中心にした周辺エリアでは10月22日より、約120のショップ、カフェ、ギャラリーなどが連動し、オリジナルの企画展示や新作発表、イベントなどを繰り広げる。

　開催時間は11時～20時（最終日は18時まで）。入場料（メーン会場、一般）は2,000円。11月3日まで。