今年で30周年を迎えた週刊漫画雑誌「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の記念展「スピリッツ meets PARCO」が、渋谷・ロゴスギャラリー(パルコ・パート1、TEL 03-3496-1287)で始まった。
同誌は1980(昭和55)年に創刊した小学館(千代田区)の青年向け週刊漫画雑誌。「めぞん一刻」「ピンポン」「伝染るんです。」など、これまで数多くの人気漫画を連載している。
同誌について、「実は女性の読者も多い」とパルコエンタテインメント事業部チーフプロデューサーの金子学さん。渋谷パルコでは昨年「ドラえもん」の妹キャラクター「ドラミちゃん」と出店ブランドとがコラボした展示販売会を小学館と共催した経緯があり、「漫画とファッション・アートを組み合わせた、女性でも楽しめる企画ができないか」と検討した結果、同展開催に至ったという。
会場では、同誌の過去の表紙を並べるなどして30年の変遷を追いながら、「おやすみプンプン」の浅野いにおさんや「アイアムアヒーロー」の花沢健吾さんなど、現在連載中の漫画家37組による「おめでとうイラスト」を展示。入り口には映画版「20世紀少年」(原作を浦沢直樹さんが同誌で連載)のCMなどに使われた実際の「ともだち」マネキンも置く。
併せて、渋谷パルコに出店するアパレルブランド「HTML」(パート1、6階)×「闇金ウシジマくん」(真鍋昌平さん作)、「ワールドワイドラブ!」(パート3、3階)×「鉄コン筋クリート」(松本大洋さん作)などのコラボTシャツ(5,775円~)のほか、「ウシジマくん」フィギュア(6,090円)、「かわうそ君」バススポンジ(525円)などの関連グッズも販売。人気漫画のサイン入り複製原画(30,450円)の予約販売も。
3連休の中日となった10日、会場には若い男性やカップルなどが来場。金子さんは「パルコというファッションビルを通してスピリッツの新しい魅力を発信できれば」と期待を寄せる。
営業時間は10時~21時(最終日は17時まで)。入場無料。今月18日まで。