「PUMA(プーマ)」の国内展開を手がけるプーマ ジャパン(品川区)は9月24日、旗艦店「プーマストア 原宿」(TEL 03-3401-6100)をリニューアルオープンした。
2001年10月に原宿クエスト(渋谷区神宮前1)1階にオープンした同店。リニューアルは、増床を行った2006年2月に次ぐ2回目で、「スポーツライフスタイルブランド」の位置付けから、「ライフスタイルコレクション」を全面に打ち出し、ブランドテーマ「JOY』を世界に先駆けコンセプトに掲げる。
原宿エリアについて、同社プーマハウス東京マネジャーの鈴木はるみさんは「日本のみならず世界をリードする『ユースカルチャー』の発信地」ととらえ、「若い世代へアピールするには最も重要な戦略的拠点」と話す。
店舗面積は347.97平方メートル。ファサードは、ウインドーだった部分を可動式のバンブー製扉にしたことで「最大開口」できるようにしたほか、アイキャッチとなる「プーマキャット」のライトボックスを設置した。店内はバンブーを随所にあしらった「コンテンポラリーなインテリア」が特徴で、中央にはテーブルサッカーゲーム「フーズボール」を設置。撮影機能を搭載したタッチパネル式のミラー「インタラクティブミラー」(2カ所)のほか、年内にはモニター上で服を「試着」できる「バーチャルフィッティング」の導入も予定する。
このほか、店内照明の約80%にLEDを使用し、電力消費量を改装前から約50%削減可能にするなど「環境に配慮」。改装前同様、商品はメンズ・レディスの各ウエアやシューズ、バッグ、アクセサリーを扱う。
同社は同日、直営ECサイト「プーマストア オンライン」を開設。サイト上のバーチャルな「モデル」にユーザーが選んだ服や靴などのアイテムを着用させ、コーディネートのチェックができる「STYLE」機能を導入した。ECサイトでは、原宿店と同じMDを採用し、同店限定商品も一部を除き取り扱うという。
「新コンセプトとともに新しい什器・デザインを取り入れることで、ストアの存在の再認識を図っていければ」と鈴木さん。タッチパネル式ミラーやオンラインストアとの連動、機能拡張など、リニューアルは「進化していく過程の始まり」とも。サッカーゲームなどを設置したことで、リニューアル後は来店客の滞在時間が長くなり、リニューアル直前にエントランスで展示した歴代スニーカーコレクションの効果もあり、「より若い層」の来店が増えているという。
営業時間は11時~20時。