ユナイテッドアローズ(渋谷区神宮前2、以下UA)は9月30日、8月末から行っていた自己株式の公開買付け(TOB)で、筆頭株主であるエービーシー・マート(渋谷区道玄坂1)が所有する株式のうち1,016万株を買い取ったと発表した。
昨年6月、エービーシー・マート元会長で筆頭株主の三木正浩氏が社長を務めるイーエム・プランニング(目黒区)がUAの発行済み株式の23.3%にあたる997万1,400株を65億7,100万円で取得。UAは、同社の持分法適用会社となっていた。
今回、エービーシー・マートがUAとの資本関係を解消する意向を示したことから、両社間で検討・協議した結果、UAが自己株式のTOBを実施。8月31日から約1カ月間かけて、エービーシー・マートが所有する1,040万200株のうち、1,016万株を1株1,000円、計101億6千万円で買い戻した。これにより、UA重松理社長が新たな筆頭株主となった。
同社はほかにも株式を買い戻し、今回のTOBでは計1,070万株を取得した。決済開始予定日は10月7日。