南青山・六本木通り近くに9月1日、かゆを主力に提供する中国・韓国料理店「Red Lily Magnolia 紅木蓮粥家(べにもくれんかゆや)」(港区南青山5、TEL 03-3409-8228)と、犬用手作りデリ&ホームメードビスケット店「Kitchen Dog!(キッチンドッグ!)」(TEL 03-6427-3361)が同時オープンした。経営はダブルポーション(世田谷区)。
「キッチンドッグ!」で販売するホームメードビスケット(関連画像)
同社社長の南村友紀さんが自身の愛犬に「手作りのものを与えたらいいのでは」と手作りのデリやホームメードビスケットなどを作り始めたのをきっかけに、約10年間自由が丘で営業を続けてきた「キッチンドッグ!」が移転。空間に限りがあり、「くつろいでいただけなかった」ことなどから移転・増床した。
リニューアルでは、「料理を作ることも食べることも好き」な南村さんが、移転を機に飲食店の出店を決意したことから中国・韓国料理店も同時オープン。共通の知人を通して知り合った飲食空間プロデュースを手がける宮下大輔さんが協力し、出店にこぎ着けた。
半地下に位置する同店の店舗面積は112平方メートル。席数はテーブル席やソファ席など約30席を用意。白や茶色を基調に「シンプル&シック」に仕上げた店内には、アンティークのテーブルや雑貨を置く。
犬向けメニューを扱う「キッチンドッグ!」では、セモリナ・紫芋・パセリが入った「ohana」(630円)や、豆アジ、イワシなどの煮干しを根昆布のパウダーであえた「小魚のジャーキー」(525円)、無農薬有機栽培の玄米で作ったせんべい「Pompadour」(420円)、デージーのビスケットを飾りアーモンドスライスをまぶしたケーキ「Daisy Lulu」(2,100円)、納豆とヒジキの粉末を使ったふりかけ「Jack & Mermaid」(630円)、「玄米ビーフン」(231円)などを販売。デリは、「チキチキ」「白身魚のチャイニーズクック」(以上各380円、680円)、「スイートポテトボーン」(1ピース158円)など常時6~7種のメニューをそろえる。
「Red Lily Magnolia」では、ランチ(16時まで)に鶏スープで炊いた中国粥と蒸し鶏の「鶏粥」(1,000円)や蒸した海鮮物をのせた「海鮮粥」(1,300円)などのかゆを提供。鶏スープで作った蒸し鶏の冷麺「蒸鶏冷麺」(1,000円)や、宮崎産・尾崎牛のレバーを使った「レバカツ丼」(1,300円)などもラインアップする。各種ナムルや「本日のおかず」などと、ドリンク・デザート付き。
ディナーは、各種かゆをはじめ、「冷製じゃがいもの山椒風味」(700円)や、「尾崎牛のコリアン・タルタル」(1,000円)、「老酒蒸し海老」(1,500円)、「中勢以さんの手作りソーセージ」(1,000円)などのメニューを提供。「杏仁豆腐」や「パンプキン・エッグタルト」(各600円)などのドリンクのほか、ドリンクはコーヒー(500円)やジャスミン茶(600円)、紅茶ブランド「Tea forte」の紅茶(各700円)などを用意する。客単価は、ランチ=1,200円前後、ディナー=3,500円前後。
オープン後の客層について、同社スタッフの片山美智子さんは「平日のランチは近隣企業の方や住民の方が多く、土曜・日曜は特にワンちゃんをお連れになる方が多い」と話す。
営業時間は11時~19時。木曜定休。