SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2、以下109)6階に9月4日、「CECIL McBEE」などの人気ブランドを展開するジャパンイマジネーション(代々木2)の新ブランド「Ank Rouge(アンクルージュ)」の1号店(TEL 03-3477-5029)がオープンした。
同社が2年半ぶりに発表した新ブランド初の店舗。10代の女性をターゲットに、ブランドディレクターにはファッション誌で読者モデルとして活動するほかブロガーとしても人気が高い松岡里枝さんを起用。松岡さんは5月に入社し、同時期にブランドを立ち上げた。
ブランド名は、「女性のための愛と幸福のシンボル」で「♀」を示す「Ank」と、「赤く高揚したピンク」を意味する「Rouge」から命名。「ギャルアンティーク」コーディネートを提案し、「ロマンティックガーリー」な世界観にレトロな質感で「ラグジュアリー、大胆、セクシーなネオ・ビンテージテイスト」を取り入れた世界観を表現する。
出店先の109について、同ブランドプレス担当の中村麻衣子さんは「『マルキュー系』という言葉があるぐらい、10~20代にとってはアイコン的な存在」とし、ブランドを全国的に発信していく皮切りとして109への出店を決めたという。店内は、ブランドが提案するコーディネートが合うよう、アンティーク調の什器を置くなど「重厚感のある」内装に仕上げた。
アパレル全般からアクセサリーなどの雑貨も展開。すそや袖、カラー部分を切りっぱなしにした「ナポレオンGジャン」(5,980円)や同ブランドのキャラクターをプリントしたTシャツ「アンクルージュプリントTシャツ」(3,990円)、カメオにブランドロゴをあしらった「アンクモチーフカメオネックレス」(2,940円)などを扱う。中心価格は、カットソー=3,800円、アウター=1万5,000円、ボトム=4,700円~6,000円台、アクセサリー=1、600円~3,000円ほか。
「ここからがスタートなので、ブランドのコンセプト『ギャルアンティーク』を世の中に広めていき、(他ブランドとの)違いを出してブランド独自の色を出していければ。今はブランドディレクター(松岡さん)の10代のファンが多いが、客層を広げていく工夫もしていきたい」と意欲をみせる。「セシルに続くブランドではないが、渋谷をにぎわすことのできるブランドにしたい」とも。
オープン当日は、開店前に約300人の行列ができたことから、開店時間を15分繰り上げて9時45分に開店。松岡さんのほか、モデルの「くみっきー」こと舟山久美子さんも「友情来店」した。最大で700人が行列を作り、初日の来店者数は1,000人を超えたという。売り上げは、当初目標の約3倍を記録。
オープンを記念し、1万5、000円以上の購入客には同ブランドのキャラクターをプリントしたポーチを進呈している(なくなり次第終了)。
営業時間は10時~21時。