UA、英「キャス・キッドソン」事業終了へ-代官山旗艦店など閉店

旗艦店である「キャス・キッドソン代官山店」の外観

旗艦店である「キャス・キッドソン代官山店」の外観

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 ユナイテッドアローズ(渋谷区神宮前2、以下UA)は、日本での単独店展開やPR業務を手がけてきた英人気ブランド「Cath Kidston(キャス・キッドソン)」の店舗運営を、来年1月末をめどに終了すると発表した。

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 キャス・キッドソンは、クラシカルな花柄など英国らしいデザインを現代風にアレンジしたインテリア・雑貨ブランド。オリジナルファブリックから作るカラフルでポップなバッグやインテリア小物などが日本でも人気に。UAは、各直営店で2002年から販売を開始。ブランド紹介本の日本語版が発売されファン層が拡大したことなどを受け、2006年からは総輸入代理店の兼松繊維(品川区)からPR代行業務を受託し、同9月には代官山に国内初の単独店(猿楽町)を出店した。

 店舗はその後、2007年秋に名古屋・栄に2号店、今年に入り都内3店舗目を二子玉川にオープンするなど国内6店舗まで拡大し、順調に売り上げを伸ばしてきたが、昨年4月英キャス・キッドソン社の主要株主異動による資本構成変更を受け、同社との従来の合意事項に変更が生じたことから、店舗運営の終了を決めた。

 「今後のビジネス展開について協議・交渉を重ねたが、最終的には各種条件面で合意に至らなかった」とし、1月末をめどに単独店とEC店舗の運営を終了する。これまで商品を展開してきた主力業態の「UA」「グリーンレーベル リラクシング」各店での商品展開については「未定」。

 今後日本でのビジネスパートナーシップについては、兼松繊維の手を離れ、アパレル大手サンエー・インターナショナルが日本国内の輸入販売権とライセンス権の取得に関し、独占的に交渉を開始することを明らかにしている。

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