神宮前交差点近くのカフェ「cafe STUDIO」(渋谷区神宮前4、TEL 03-3478-0182)内に8月23日、米人気小説「Twilight(トワイライト)」のタイアップカフェ「トワイライトカフェ」がオープンし、オープニングイベントにAKB48の前田敦子さんが登場した。
作家ステファニー・メイヤーさんが2005年に発表した同作品。人間の少女イザベラ・スワン(愛称ベラ)とバンパイアの少年エドワード・カレンの「禁断の恋」を描き、シリーズはアメリカのティーンを中心に「トワイライター」と呼ばれるファンを生み出したほか、イギリス、ドイツなどのヨーロッパ各国や中国、日本などでも発売され、今年3月には全世界での売り上げが1億部を突破。日本国内では現在200万部を突破している。
カフェは、10月末に発売予定のスピンオフ小説や、同作を原作とした映画シリーズ3作目で11月13日に公開される「エクリプス/トワイライト・サーガ」に先駆け、出版元のヴィレッジブックス(港区)が期間限定でオープン。主人公と同じ高校生やターゲット層となるハイティーン、20代が多く集まる原宿エリアへの出店で、販促効果を狙う。
原作と日本語版をそれぞれ購入し、映画も見るなど以前から「トワイライター」だというAKB48の前田敦子さんがキャンペーンキャラクターに就任。オープニングイベントに登場した前田さんは、小説について「すごく純愛。普通ではあり得ない設定なのにリアルに感じられる」と話し、「わたしもこんなすてきな恋愛をしてみたい」とも。「愛する人がバンパイアだったら」との質問には、「ベラと同じように、わたしもバンパイアになりたいと願うかも」と話し、会場では「トワイライトII(ニュームーン)」の中で「お気に入り」という最後のシーンを朗読した。
カフェは、壁面に同小説のシーンを抜粋し掲出するほか、テーブルや卓上POPなどに表紙ビジュアルをプリントするなど、「トワイライト」仕様に。通常メニューに加え、作品をイメージしたオリジナルメニューも提供する。
メニューは、「バンパイアが好む赤い血」をトマトソースで表現したというシーフードパスタとチーズ・オリーブのサラダのセット(1,300円)や、「愛」や「恋」という意味の花言葉を持つバラを使ったローズヒップティー(550円)、スペイン語で「血のように赤い飲み物」という意味を持つサングリア(700円)など。前田さんは、自身が好きだというメープルシロップに付けたブラックチェリーと、マスカルポーネのクリームを使ったパンケーキ「トワイライト チェリーケーキ」(800円)をプロデュースした。
「トワイライターのわたしにとっては最高に楽しくすてきな場所。メンバーを連れてきたい」とPRする前田さん。「作品の魅力がそのまま詰まっているカフェなので、まだ読んだことのない方も魅力に漬かってほしい」と来店を呼びかけた。
営業時間は11時~23時30分。今月31日まで。