原宿で養蜂されたミツバチのはちみつを使った「原宿はちみつプリン」が8月8日、カフェ「コロンバン原宿本店サロン」(渋谷区神宮前6、TEL 03-3400-3838)で発売された。
神宮前交差点近くの同カフェでは、店の屋上で5月から「養蜂」を開始。このほど採取したはちみつ「原宿はちみつ」を使い、「原宿はちみつプリン」として商品化した。はちみつの主要な収みつエリアは、ミツバチが半径約3キロの行動範囲の中で収みつ活動を行っていることから、同店に近い明治神宮や代々木公園、明治神宮外苑などと見ている。
はちみつの量に制限がある中で数を多く作れるたことや、はちみつそのものの味を引き出すなどの観点から商品開発を行い、第1弾としてプリンを発売した。採みつ時ごとに風味などが変わることから、味が一定化しない商品になってしまうことなどが課題として挙がっていたが、「変化を楽しんでもらおう」と発想を転換し、商品化に至った。
プリンは、はちみつの風味を生かすために「厳選」した牛乳や卵、砂糖のみを使い開発したカスタードプリンに、カラメルソールの代りとしてはちみつを使用。容器には、ドイツのガラスメーカー「WECK」の製品を採用。リサイクルガラスを使用した同容器は、プリンを食べ終わった後、食品の保存容器としても再利用できるという。購入者には容器の使用法を書いた説明書も手渡している。価格は1個1,000円で、1日40個限定。
販売開始初日となる8日は、40個すべてがテークアウトで夕方には完売。店を運営するコロンバン(中央区)商品開発課シェフパティシエの中達敬治さんは「『原宿はちみつ』は、何種類ものはちみつで作られた『百花みつ』なので、ご自身の舌で原宿のさまざまなみつの味を楽しんでみてください」と話す。同社は現在、フルーツを合わせた新たなはちみつスイーツを開発中という。
営業時間は10時~22時(日曜・祝日は20時まで)。