韓国で国民的人気を誇る巨大ロボットアニメ「テコンV」、渋谷で公開

メカデザインでは、日本の巨大ロボットアニメの先駆け「マジンガーZ」との類似点も指摘される ©1976 Robot Taekwon V Co., Ltd. All Rights Reserved.

メカデザインでは、日本の巨大ロボットアニメの先駆け「マジンガーZ」との類似点も指摘される ©1976 Robot Taekwon V Co., Ltd. All Rights Reserved.

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 韓国初の本格ロボットアニメとして国民的人気を誇る劇場長編アニメ「テコンV(ブイ)」が8月7日より、「シアターN渋谷」(渋谷区桜丘町、TEL 03-5489-2592)で公開される。

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 全高56メートル、重量1,400トン、韓国の国技テコンドーを得意技に悪と戦う巨大ロボット「テコンV」の活躍を描いた同作。1976年に公開され、韓国初の本格ロボットアニメーションとして当時の子どもたちから多くの支持を獲得。その後もテレビなどでシリーズ化され、現在まで国民的人気を誇る。

 今回の上映は、2003年4月に映画振興委員会のフィルム保管室から同作インターネガフィルムが発見されたことをきっかけにスタート。深刻な破損状態にあったフィルムを、フレームごとの手作業を通して再現し、デジタルリマスター版として公開に至った。現在韓国では、3DCGによるリメーク企画も進行している。

 メガホンを取ったのは、同作で一挙に名を広めたというキム・チョンギ監督。作中では、テコンドーの実力派少年ファイター・フンが、ロボット工学の権威である父・キム博士の遺志を継いでテコンVのパイロットとなる。悪のロボット軍団とテコンVが大都会の真ん中や、砂漠を舞台に繰り広げるロボット合戦など、製作から35年を経て展開するメカデザインやアクションシーンに注目が集まる。

 上映は21時20分~。入場料は当日一般1,800円ほか。9月3日まで。

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