8月6日朝、渋谷の公道をフォーミュラカーが走行し、街行く人たちの目を引いた。
スクランブル交差点・QFRONT前を走行するフォーミュラカー
地図・ナビゲーションサービスの提供などを手がけるゼンリンデータコム(港区)が、電車や車、徒歩利用シーンが「最も多い」20~30代のサラリーマンをコアターゲットに、ナビゲーションサービス「いつもNAVI」の認知拡大を目的に行ったプロモーションの一環。
夏休みに入り「車で出かけるタイミングが増える」この時期に、「カーナビ機能も備える」ことをアピールするため、車両を使ったプロモーション方法を検討。「車自体が変わっていた方が目立つ」と考え、フォーミュラカーに行き着いたという。
今回、三重県在住の石川剛さんが所有する、「日本で唯一」ナンバーを取得し公道走行可能なF3000型のフォーミュラカーを起用。石川さんは今回の企画のために、一度車両を解体し整備し直したという。同サービスのイメージカラーであるブルーを基調に「いつもNAVI」のロゴなどを配したラッピングを施した。同社企画制作本部シニアディレクターの田家正俊さんは「実際に見るまで、本当にフォーミュラカーが公道を走れるのか不安だった」と振り返る。
この日のドライバーは安全面などを考慮し、石川さん自身が担当。石川さんはブルーのオリジナルレーシングスーツやヘルメットを着用し、走行に挑んだ。東京の公道を走るのは初めてだという石川さんは「楽しみ。景色を楽しみたい」と話していたという。
渋谷を出発したフォーミュラカーはこの日1日、都心を巡る。11時30分から16時までは、FMラジオJ-WAVEの番組「PARADISO」とも連動。「夏のオススメスポット」として、東京ミッドタウンや東京ドームシティアトラクションズなどをリポートしている。その後、新宿エリア(17時30分~)、表参道・渋谷エリア(19時~)を走行する予定。