渋谷・井の頭通り沿いの雑居ビルに7月16日、中古レコードを中心にそろえる「ディスクユニオン 渋谷中古センター」(渋谷区宇田川町、TEL 03- 3461-1809)がオープンした。経営はディスクユニオン(千代田区)。
同社は、東急ハンズ近くの同ビル内に「ジャズ・レアグルーブ館」や「パンク・ヘビーメタル館」など各ジャンルのレコードを扱う専門店を出店。今回、これまで「クラブミュージックショップ」が出店していた2階と3階に、4階に出店していた「渋谷ロック館」をリニューアルするかたちで「渋谷中古センター」をオープン。これに伴い「クラブミュージックショップ」は4階に移転した。
ロック館の一部ではこれまで、J-POPの商品も扱ってきたが、新店舗出店で本格的に取り扱いを開始。これまでのコアな音楽ファン向けの品ぞろえに加え、リニューアルを機に「オールジャンル」を取りそろえ、ライトユーザーの取り込みを図る。
店舗面積は2階と3階を合わせ約39坪。2階では80’sロックやパンク、J-POP、映画・音楽などのDVD、新品CDなどを扱うほか、3階では60~70’sロック、ソウル、ジャズ、クラシックなどを中心に取り扱う。在庫数は5万点以上で、CDの中心価格は1,000円前後。オープン後の客層は、2階は20~30代、3階が30~50代と、フロアによって層が分かれている。
近年の消費傾向について店長の大藤桂さんは「10~20代の若い人はジャンル関係なく聴きたいものを聴いている人が増えてきているのでは」と分析。「ウェブなどで一度聴いて『目的買い』で来店される方もいて、以前のように『レコードを掘る』ということはあまりない」と話す。「マニアライクな商品も残しつつ、幅広い客層の方に来店いただける店にしていきたい」とも。
営業時間は11時30分~21時。