渋谷に大阪発「てっちゃん鍋」新店-甘辛スープの「ちりとり鍋」

大阪発てっちゃん鍋店「金太郎」が東京進出。「大阪本店の雰囲気を味わえるよう」カウンター席も用意する

大阪発てっちゃん鍋店「金太郎」が東京進出。「大阪本店の雰囲気を味わえるよう」カウンター席も用意する

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 東急百貨店本店近くに7月7日、「てっちゃん鍋」をメーンに提供する「テッチャン鍋 金太郎 渋谷店」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-34770981)がオープンした。

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 てっちゃん鍋は、東京で言う「ちりとり鍋」のことで、正方形の鉄板でホルモンや野菜などを煮込む鍋料理。1988(昭和63)年に金井さん夫婦が大阪・心斎橋で開業した「金太郎」は、カウンターのみの店舗で、スポーツ選手などの著名人も来店するという。

 都内を含む各地から同店へ来店する人もいるなど、東京進出については「ニーズが高かった」と渋谷店店長の石澤康樹さん。4月には福島店(大阪市福島区)を出店し、多店舗化に乗り出した。

 店舗面積は約23坪。席数はカウンターや半個室など最大で40席。カウンター席は「本店の雰囲気を味わいたい」と要望があったことから用意。「家庭のような身近な店にしたい」という思いから、木の質感を大事に「手作り感」を演出。壁面には本店の写真などを掲出し、内装に木のはしを使うなど「家庭のような雰囲気」を目指す。

 鍋は、しょうゆベースの「甘辛スープ」。テッチャンや赤セン、ハチの巣、キモなどの「ホルモン盛り合わせ」(1,350円)や上ハラミ、上タン、テッチャンなどの「上盛り合わせ」(1,550円)、特上バラや特上テッチャン、特上タンなどの「特上盛り合わせ」(2,500円)のいずれかに、「野菜盛り合わせ」(1,200円)を注文する。各テーブルには、キムチとしょうゆから作る薬味しょうゆダレ「ヤンニョンジャン」を置き、辛さを調整することができる。

 鍋の追加メニューとして各種肉(700円~2,200円)や野菜(400円)、黄ソバ(400円)などの麺類、「名物おじや」(500円、卵付きは100円追加)なども。ドリンク類は、ビール(400円~600円)や酎ハイ、カクテル(各500円)ほか。客単価は4,000円前後。

 オープン後の反響について、来店客は「20~60代と幅広い」と同店。石澤さんは「本店をご存じの方には『東京に来たか』と驚いていただいている」とし、「自信を持って鍋を提供しているので、その味をより多くの方に知っていただきたい」と話す。

 営業時間は18時~24時(金曜・土曜・祝前日は翌2時まで)。

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