ラジオパーソナリティーなどで知られるタレントの吉田照美さんの個展が8月4日より、Bunkamuraギャラリー(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9174)で開催される。
吉田さんは1951(昭和26)年東京都生まれ。早稲田大学卒業後、1974(昭和49)年にアナウンサーとして文化放送に入社。体当たりの企画で人気を博し、1985(昭和60)年に独立。現在は、「吉田照美 ソコダイジナトコ」などの冠番組を持ち、フリーのアナウンサーやタレントとして、ラジオやテレビで活躍する。
油絵画家としての活動は2005年にスタート。幼少期から趣味で水彩画を描いてきたが、「吉田さんの番組にゲスト出演した歌手で画家の八代亜紀さんの勧めをきっかけに、本格的に油彩に取り組み始めたようだ」と、同展を企画した「アートオフィス」(神奈川県川崎市)の豊田さんは話す。
会場では、「不思議な夢」をテーマに新作30点を含めた約80点の作品を展示・販売。ピカソのゲルニカをモチーフにした「ゲルニカを受け継ぐ者」、都市の夕景にひまわりを描いた「ニュートンが浮遊しゴッホの咲く夕景」、青空に地球が浮かぶ「分母がハチドリ、分子が地球~平和の分数」など、シニカルな視点と鮮やかな色彩から、吉田さん独自の世界観が浮かび上がる。
吉田さんは8月8日11時~17時に来場を予定。そのほか、「時間が許す限り毎日会場にいると言っている」と豊田さん。「吉田照美でしか表現できない作品ばかり。作品を見て何かを感じてもらえれば」とも。
開場時間は10時~19時30分。入場無料。8月11日まで。