渋谷・公園通りの「渋谷東武ホテル」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3476-0111)内の飲食店2店舗が7月1日、バイキング形式での営業を始めた。
東武ホテルマネジメント(墨田区)が東武ホテルチェーンの2号店として1975(昭和50)年に開業した同ホテル。客室数205室の宿泊主体型ホテルで、同ホテル近隣にはHNKホールやC.C.Lemonホール、国立代々木競技場などの施設があることから、各所で行われるイベント時の利用も多いという。
同ホテル副総支配人阿久津守さんは「平日のランチなどは、近隣のアパレルショップにお勤めの方や近隣にお住まいの方の利用が多い。宿泊される外国人の中では、ヨーロッパ方面のお客さまが目立つ」と話す。
同ホテル内には、レストラン「ヴェルデュール」や中華料理店「竹園」など同ホテル直営の飲食店のほか、各飲食店がテナント出店する。今回、「渋谷地区のホテルでバイキングを実施しているホテルがない」ことから「地域密着ホテルとして、気軽に利用いただきたい」と同ホテル直営2店舗でバイキング形式を取り入れた。
1階のレストラン「ヴェルデュール」では、エビやホタテ、生ハムなど約17種の食材から利用客が好きなものを選びシェフが調理する「オンリーワンパスタ」のほか、前際やデザートなど約30種の料理が食べ放題となる。利用料は、ランチバイキング(11時30分~14時30分)=大人1,780円、約12種のケーキなどを用意するケーキ&軽食バイキング(14時30分~17時)=大人1,480円、ディナーバイキング(17時30分~21時)=大人2,380円(小学生は各バイキングともに500円)。いずれも90分制。
地下1階の中華料理店「竹園」では、フカヒレスープ、エビチリ、点心、デザート、麺・飯類など約50種のメニューを用意。各料理は注文後シェフが調理する「オーダーバイキング」スタイル。バイキングの時間は、平日=17時~21時、日曜・祝日=11時30分~21時。利用料は、シニア(60歳以上)=2,800円、大人=3,500円、小学生=1,800円。90分制で、2人以上から受け付ける。
「価格設定は安価だが、すべて当ホテルシェフの手作りなので、食材や味などご満足いただけるのでは」と阿久津さん。「開業してから35年がたつが、もっと地元の方に愛されるホテルを目指し営業していきたい」と意欲をみせる。
営業時間は、ヴェルデュール=7時~21時、竹園=11時30分~15時・17時~22時。同日から地下1階のバー「ラフィーネ」の営業時間は13時~23時に変更した。