サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で6月30日、日本がパラグアイにPK戦の末敗れ、史上初の8強入りを逃した。
小雨交じりの天候にもかかわらず、この日も渋谷には多くのサポーターが集結。29日23時のキックオフに合わせてバーや居酒屋に陣取った若者らは、一進一退の末、延長戦にもつれこんだ試合をモニターで見守った。
今回は深夜に試合終了を迎えるため、渋谷ハチ公口のスクランブル交差点付近は大勢の警察官により厳戒態勢が敷かれた。対デンマーク戦同様、センター街方面とハチ公前広場を直線で結ぶ横断を黄色いテープで規制し、交差点内で一度に大勢のサポーターが立ち止まるのを未然に防止する。
29日1時40分過ぎ、PK戦の末試合が終了すると各店のサポーターが一斉にスクランブル交差点を目指して移動を開始。センター街入口付近は、「ニッポン」コールを繰り返す若者らで埋め尽くされた。その後、渋谷各所にいたサポーターがこれに合流し、人の輪がさらに広がった。
ただ、この日はあいにくの小雨模様だったこともあり、騒ぎはQFRONT付近を中心とした限定的なものにとどまった。