恵比寿に6月18日、アコースティックギターを中心に扱うプロショップ「ドルフィンギターズ東京・恵比寿店」(渋谷区恵比寿西1、TEL 03-6415-3580)がオープンした。経営はドルフィンギターズ(大阪府吹田市)。
12年前にオープンした大阪・江坂店は、30代以上の来店が多いという。10年ほど前から、来店や通販で関東エリア方面からの需要が高まってくる中、「近くにあれば行きたい」などの要望もあり、東京出店を決意したという。
出店場所について、店長の松下靖弘さんは「楽器店が競合する場所ではなく、落ち着いた雰囲気の恵比寿という街は江坂ともどこか近い街並み。もともと楽器を販売するだけでなく、そのあとのケアサービスなどを充実させたいという思いからスタートした店なので、楽器店の多い神田や渋谷は考えていなかった」と話す。
以前もギター専門店が出店していた同所はビルの4階。店舗面積は約25坪。木目調の店内はオーダーメードの什器なども使い「落ち着いた雰囲気」に仕上げた。店内には工房も備え、リペアにも対応する。
現在、40~50ブランドギター約130本をそろえる同店。取扱ブランドは、「ALBERT & MUELLER」「ANTONIUS MULLER」「JOE STRIEBEL」(以上ドイツ)、「BERT KWAKKEL」(オランダ)、「JMC」(スイス)、「ROZAWOOD」(チェコ)などで、「他店ではあまり扱っていないヨーロッパのブランドに特化している」という。そのほか、「SUGITA KENJI」「SUZUKAWA」「WATER ROAD」(日本)、「COLLNGS」(アメリカ)なども扱い価格は20万円台~100万円以上のものまで幅広い。中心価格は30万円台~50万円台。
そのほか、ウクレレや張り替え用の弦、ピック、「カポタスト」「スライドバー」などの演奏補助器具、CD、楽譜、雑誌なども扱う。
「ギターに凝っている方に来店いただいても、普段耳にしたことのないような音など新しい発見があるはず」と松下さん。「東京の方に当店をもっと認知していただき、インストライブなども開いて楽器の良さや楽しみ方を教えていきたい」とも。
営業時間は11時~20時。火曜定休。