渋谷・神南に4月29日、インターネット販売で展開しているレディスファッションブランド「ANITA ARENBERG(アニタ・アレンバーグ)」のリアルショップ(渋谷区神南1)が期間限定でオープンした。経営はセシール(香川県高松市)。
ライフグッズやファッショングッズなどのカタログ販売などを手がける同社が、昨年9月に「通信販売事業でのファストファッションの実現」を目指し立ち上げた同ブランド。「『今』の流行を、『今』安く販売」をテーマに、25歳前後の女性をターゲット据える。今回、同ブランドの実店舗展開を模索するための「トライアル出店」とともに、同ブランドの知名度向上を見据えたPR活動の一環としてオープンした。店舗面積は41.75坪。
同社常務執行役員インターネット事業開発本部長の島元大輔さんは「立ち上げはインターネット通販からということでブランドをスタートさせたが、想定以上の売れ行きと今後の展開の模索、期間限定で使用できる物件が見つかったことなどが重なり出店を決めた」とし、「流行発信地である原宿や新宿など都内の主要都市で出店先を検討。ブランド認知度向上とともに、インターネットで買い物をしないお客さまにどう受け入れられるかを検証し、リアル店舗からネットへのフィードバッグなどにつながれば」と期待を寄せる。
同ブランドの2010春夏コレクションを中心にアパレルやバッグ、シューズ、キッズ商品など全商品をそろえる同店。同コレクションの中心価格は、シャツ・ブラウス=3,990円~5,040円、スカート=1,995円~3,990円、デニム=4,935円~5,985円、ジャケット・コート=4,935円~9,870円、バッグ=2,980円~5,980円ほか。商品例は22色展開のパンプス「フラワーモチーフバレーパンプス」(1,980円)、16色展開のバッグ「リモーダ」(3,980)円、18色展開のバッグ「チュービ・トート」(2,980円)など。
オープンから10日が過ぎた。「今のところブランドをご存じではない、通りがかりの方などの来店が圧倒的に多い」と島元さん。「ネットでの実売では、平均年齢が30歳前半。リアル店舗では、本来のターゲットである25歳前後のお客さまに受け入れられている印象」とも。
営業時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。今月31日まで。