老舗自転車店「なるしまフレンド」、2店舗を統合し外苑そばに移転

自転車やフレーム、ホイール、サドル、ウエアなど各種アイテムをそろえる店内

自転車やフレーム、ホイール、サドル、ウエアなど各種アイテムをそろえる店内

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 老舗自転車店「なるしまフレンド」(八王子市)は4月9日、原宿店と千駄ヶ谷店を統合し外苑近くに「なるしまフレンド神宮店」(渋谷区神宮前3、TEL 03-3405-9614)をオープンした。

約70台を駐輪することができる「ガーデン」

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 1963(昭和37)年に現会長の鳴嶋英雄さんが個人で開業した「モノクロ写真現像所」が始まりとなる同社。1974(昭和49)年3月に新事業としてスポーツサイクル専門店「羽村サイクリングセンターなるしま」をオープン。1978(昭和53)年にはスポーツサイクル販売専門業務のみに。1981年(昭和56)年2月に神宮店(のちの原宿店)をオープン、2005年3月に移転。旧神宮店跡は神宮2号店(のちの千駄ヶ谷店)として営業開始。今回、原宿店・千駄ヶ谷店を神宮店として統合した。

 店長の鈴木淳さんは「以前は店舗が狭く、3フロアで展開するなどお客さまにも不便なところがあった。運営面でも1店舗が良いと考えていたところ、この物件と巡り合った」とし、「千駄ヶ谷店は初心者の方向けの商品、原宿店はハイエンドの方向けの商品を扱っていたので客層は分かれていた」と振り返る。

 新店舗の面積は約97坪。店舗外には約70台を駐輪することができる「ガーデン」(約20坪)を設けた。店内天井には旧店から採用していた格子状の鉄網を取り付け、フレームなどの商品をディスプレーしたほか、メンテナンス・メカニックスペースを用意する。

 取扱ブランドは仏「ルック」「タイム」、伊「デローザ」、ブリヂストンサイクルのスポーツバイクブランド「アンカー」など約20ブランド。関連商品では、自転車やサドル、ハンドル、グリップ、ウエア、ライトなどをそろえる。商品例は仏マビックのシューズ「ゼリウム」(4万4,100円)やOGK KABUTOのヘルメット「レジモス」(2万4,675円)、「ライトウエイトホイール」(64万4,095円)、伊セレのサドル「SMP」シリーズ(2万3,000円前後)、伊フィジークの「アリアンテガンマ」(1万3,600円)ほか。

 自転車関連の店が増えている同エリア。「10代の方があこがれて始めたり、年配の方が健康のために始めたりするなど初心者のお客さまが増えてきている」と鈴木さん。「今後、ガーデンを使って女性や初心者向けの講習会なども企画していきたい」と話す。

 営業時間は12時~19時30分。水曜・木曜定休。

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