表参道に親子カフェ「tokyo baby cafe」-乳幼児連れ・妊婦専用

ソファの遊び場で子どもを遊ばせる人や食事をする人などの姿が見られる店内

ソファの遊び場で子どもを遊ばせる人や食事をする人などの姿が見られる店内

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 表参道エリアに3月28日、親子カフェ「tokyo baby cafe(東京ベイビーカフェ)」(渋谷区神宮前4、TEL 03-5474-8281)がオープンした。経営は東京ベイビーカフェ(同)。

子どもがソファで遊ぶ様子を見られるモニターを設置した個室

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 1児の母でもあるオーナーの岡崎知奈美さんは、2年ほど前に子どもを出産。子どもを連れて出かける際に「都心では授乳室やオムツ室などが充実した施設が少ない」と感じたという。そうした設備が充実した「親子カフェ」には岡崎さんも足を運んだが「郊外が多かった」ことから、「都心に親子カフェを出店したい」と考え、昨年6月ごろから起業するための勉強をするなどし、同店出店にこぎ着けた。

 岡崎さんは「もともと青山や表参道は好きで遊びに来ていた街だが、子連れではあまり来られない街になってしまった。大人も楽しめる街であり、子どもの服屋などもある同エリアで出店したいと思った」とし、「普段だったら、ご飯をゆっくり食べることができず、隣の方のことなども考えなくてはいけないが、他の周りの人もみんな子連れだったらお互いさまだし、そこまで気遣わなくても大丈夫。そんな、ママも子どもも癒やされて落ち着ける場所にしたかった」と話す。

 店舗面積は約63坪。席数は、テーブル=30席と個室=2部屋計12席を合わせて42席を用意。店内には幅6.3メートル、高さ2.1メートルの「カッシーナ・イクスシー」特注ソファを遊び場として用意したほか、オムツ替えスペース(2台)や授乳室(2室)も設けた。同店には、600冊以上用意する絵本などの本、積み木やぬいぐるみなどのおもちゃをそろえる。nendo(目黒区下目黒2)の佐藤オオキさんが手がけた店内は、証明器具やフローリングの板を大小のサイズを使用するなど「親子」をテーマに仕上げた。

 メニューは、「オリジナルカレー」(1,000円)や「ベーコン目玉焼き丼」(コーンスープ付き、900円)、「ブレンドコーヒー」(500円)、「抹茶ラテ」(600円)などのほか、「オリジナル・マタニティーハーブティー」「オリジナル・マミーズハーブティー」(以上各600円)などの妊婦・出産したばかりの人向けのドリンクも用意。5カ月ごろ、7カ月ごろ、9カ月ごろ用の離乳食(麦茶付き、300円~500円)、「キッズプレート」(ハンバーグ、600円)などのキッズメニューも。

 7歳未満の子ども連れと妊婦専用の同店。利用料は、会員(入会費・年会費無料)=30分500円、家族などの同伴者は30分250円(7歳以下無料)。個室は、施設使用料に加え別途8人用=2,000円、4人用=1,000円、セットの場合=3,000円(時間制限なし)。

 岡崎さんは「30代の方を中心に、ママ友のグループで来る方、ママとパパ、おじいちゃん、おばあちゃんなどファミリーでいらっしゃる方、主夫の方などお客さまはそれぞれ。ママタレントさんのブログでの紹介や、来店いただいたママの口コミなど、ママネットワークでお知りになったお客さまが目立つ」と話す。「お出かけの際の小さなストレスや悩みなどの意見交換、ママ友ができる場になれば」とも。

 同店では今後、「ママや妊婦向けのアロマ講座」「親子コンサート」など、親子で参加できるようなイベントの開催も計画しているという。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。

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