公園通り110メートルを車両通行止めにして、アート展示・音楽ライブ・パフォーマンスなどを展開する複合イベント「創造公園渋谷」が5月4日に開催される。
渋谷公園通商店街振興組合が2006年から主催する「フラワーフェスティバル」の一環として開催される同イベントは、「若い人たちが楽しめるイベントを」と初めて企画された。同組合メンバーの「シブヤテレビジョン」(渋谷区神南1)の声掛けで、編集ユニット「SOMEONE’S GARDEN(サムワンズ・ガーデン)」を中心としたプロジェクトチーム「Art Re-Public Tokyo」が発足。コンセプトリーダーに「Mr.Children」のPVなどで知られる映像作家・丹下紘希さんを迎え、運営・キュレーションを担当する。
チーム名Art Re-Public Tokyoには、「『アートを(閉鎖的な存在ではなく)パブリックなものに戻そう』という意味を込めた」とサムワンズ・ガーデンの西村大助さん。イベントでは、マルイシティ渋谷(神南1)前(神南1丁目交差点)からタワーレコード渋谷店(神南1)角(神南郵便局前交差点)までの全長110メートル、幅27メートルの公園通りを車両通行止めにして、平面・立体・映像・パフォーマンスなど幅広い企画を予定する。
現在までに企画が進行しているのは、丹下さんの「釣り舟」を使ったインスタレーション、アートディレクター水谷孝次さんによる上海万博との連動企画、パフォーマンスアーティスト「Toast Girl」さんによる「時報オペラ」など。
公式サイトでは、地図内にアイデアをマッピングする独自のスタイルで出品作品を紹介しているほか、出品作品を募集している。「アイデアだけの投稿も可能。アイデアによっては連絡を取り、実現について話し合いながら詰めていきたい」と西村さん。「通行止めなど心配事も尽きないが、参加者・来場者全員で作り上げるイベントとして成功できれば。街に新たなイメージを咲かせる『もしもの種』をまくような作品を待っています」とも。
開催時間は13時~16時。入場無料。