千駄ヶ谷にブック&カフェ「ビブリオテック」-デザイン会社が所蔵6千冊公開

約6,000冊の蔵書をそろえる「ビブリオテック」の店内

約6,000冊の蔵書をそろえる「ビブリオテック」の店内

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 原宿・千駄ヶ谷小学校近くに2月8日、ブック&カフェ「Bibliotheque(ビブリオテック)」(渋谷区千駄ヶ谷3、TEL 03-3408-9482)」がオープンした。経営はスーパースタジオ(同)。

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 同社は1975(昭和50)年に設立されたデザイン事務所。「本好き」の齋藤芳弘社長が約40年間収集していた蔵書を「クリエーターなどをはじめ、一般の方に見ていただきたい」と思ったのがきっかけで開いた。

 同店スタッフの稲葉恵一さんは「これだけの書物を保管しておくだけではもったいないと感じた。オープンに向けかなりの数の本を処分したが、まだ並べられていないものもある」とし、「カフェ主体のブックカフェもあるが、当店は本が主体のカフェ」と話す。

 店舗面積は約15坪で、席数は11席。ショールーム兼オフィスとして使用していた空間に開いた店内には、デザイン書やファッション写真集を中心に、日本文化や映画本など約6,000冊の雑誌や書物をそろえる。1970年代の「VOUGE」や「ELLE」、1960年代の「アバンギャルド」、英現代芸術家ダミアン・ハーストさんのアートブックなども。利用料はドリンク付きで500円(ドリンクはコーヒーか紅茶、お代わりは200円)。

 併せて、同社関連会社で出版事業を手がけるスーパーエディション(同)が出版する単行本なども販売。画家・矢吹申彦さんの絵本「画報 猫づくし」(2,310円)や世界3,000冊限定のレシピ本「ギィ・マルタンの芸術」(5万2,500円)など。

 5月15日には、映画評論家の上島春彦さんと吉田宏明さんが登壇して、トークイベント「黒澤を映画の現在に奪還するために」を開く。開催時間は16時~18時。入場料は1,000円。定員60人で完全予約制(電話または店頭で受付け)。

 オープンから約2カ月が過ぎた。稲葉さんは「まだ認知度が低いため常連のお客さまが多い。土地柄、クリエーターやデザイン、インテリア関連の方が中心」とし、「図書館あるいは書斎のような感覚で利用いただければ」と話す。

 営業時間は12時~21時。月曜・日曜・祝日定休。

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