気象庁による「開花宣言」が発表されてから約1週間、昨日までの天候から一転、好天に恵まれた3月30日の目黒川沿いには、開花を始めた桜を一目見ようと多くの人が足を運んでいる。
目黒から池尻まで約3.8キロの川沿いの両岸に、約800本の桜(大部分がソメイヨシノ)が立ち並び、中目黒付近の川沿いにはカフェからレストラン、バーまで多くの飲食店が集まる同所。この日、満開前にもかかわらず家族で散歩する人、携帯電話やデジタルカメラなどで撮影する人などの姿が見られる。
目黒川沿いのカフェ&ダイニングバー「Bonny Butterfly(ボニー・バタフライ)」(目黒区上目黒1)の男性スタッフは「(開花宣言から)お客さまは増えてきている。毎年この時期は忙しくなるので、通常以上にテラス席を増やして来店をお待ちしている」と話す。
4月4日には中目黒駅前商店街商振興組合、中目黒桜まつり実行委員会が主催する「中目黒桜まつり」が開催。駒澤大学吹奏楽部や交通少年団らによるパレード(目黒川~山手通り)、「花鉢無料配布」、大道芸、ベリーダンスなどが行われる。
同組合の担当者は「気温が低い日が続いていたこともあり、なかなか(花が)開けない状況。日当たりの有無で咲いている状態も違うが、トータルでは四分咲き程度。だんだん気温も上がってきているので、今週末に見ごろを迎えるのでは」と話す。
桜のライトアップは4月1日~10日の18時~22時。