傘作家・飯田純久さんが手がける「イイダ傘店」の日傘展示受注会が3月6日、恵比寿のインテリア雑貨・古書店「limArt annex(リムアート アネックス)」(渋谷区恵比寿南2、TEL 03-3713-8670)で始まった。
飯田さんは1981(昭和56)年神奈川県生まれ。多摩美術大学でテキスタイルを学び、卒業制作に傘を選んだことをきっかけに6~7年ほど前から傘作りを開始。徐々に規模を拡大し、現在は東京・京都・神戸・福岡の4カ所を拠点に、年2回の日傘・雨傘の新作発表・受注販売会を開催。ファッションブランド「シアター・プロダクツ」(神宮前4)の2009年春夏コレクションや、映画「沈まぬ太陽」など、個人利用以外でのオリジナル傘制作などでも幅広く活躍する。
今季は彫刻家が掘り出したイヌ、ワニ、ネコなど動物をかたどった7種類の「手元」に、動物の外皮をイメージした無地や、カラフルなストライプ地、食パン刺しゅうなど4種類の新作生地の日傘を発表。会場には、色違いなども含めた見本傘と手元を並べ、来場者のオーダーを募る。価格は2万円台半ば~3万円程度。開催から2日。これまで「食パン刺しゅうの傘などが人気を博している」(イイダ傘店スタッフ)。
同展は今後、神戸会場(3月18日~23日)、京都会場(4月6日~12日)、福岡会場(4月21日~25日)を巡回。恵比寿で受注した傘は、5月末~6月半ばころに順次発送する予定。
開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。今月14日まで。