東急不動産(渋谷区道玄坂1)が展開する表参道駅近くの商業施設「ラ・プラース南青山」(港区南青山3)が3月、借用期間満了に伴い営業を終了する。
同施設は、同社が都心の未利用地を10~20年の事業期間、暫定的に商業施設として活用する「プラース事業」の一環として2000年4月に開業。今回、開業時に設定した事業用借地期間が4月に満了するため営業を終了する。
敷地面積は約2,032平方メートル。施設面積は約1,775平方メートルで、鉄骨造2階建て・3棟、11区画から成る。各ショップが、広場を取り巻く「コート型低層ファッションビレッジ」を構成している。
現在出店しているのは、海外ブランドの食器や雑貨などを扱う「starvery(スタ-ベリー)」やメークスタジオ「15 min biew’s(15ミニッツ・ビューズ)」、「ナラカミーチェ」のメンズシャツ専門店「NARCAMICIE UOMO(ナラカミーチェウォモ)」、セレクトショップ「the Closet(ザ・クローゼット)」「ザ・クローゼット メンズ」、ゴルフアパレルショップ「HOLLYWOODGOL(ハリウッドゴルフ)」、インテリア雑貨「Arrivee Depart(アリヴェデパート)」(2月末閉店予定)、開業当時から出店しているヘアサロン「mod’shair(モッズヘア)」の9店。各店では3月から閉店セールを予定している。
同社都市事業本部商業施設運営部の大久保崇さんは「30代の女性を中心に利用いただいていた」とし、「当社所有の土地ではないため、(営業終了後は)オーナーへ返還する」と話す。今後については未発表。
同施設の最終営業日は3月22日を予定。