新SPAブランド「イッツインターナショナル」-原宿に1号旗艦店

オープンに先駆け公開された「I.T.’S. international原宿店」の店内

オープンに先駆け公開された「I.T.’S. international原宿店」の店内

  • 0

  •  

 新SPAブランド「I.T.’S. international(イッツインターナショナル)」1号店となる原宿店(渋谷区神宮前4、TEL 03-3478-5361)の店内が2月17日、オープンに先駆け公開された。

オープンに先駆け行われた会見の様子

[広告]

 婦人・子ども服の企画を手がけるイネドビジネスファッションプランニング(千駄ヶ谷3)や、同社子会社で婦人・子ども服の製造・販売を行うフランドル(南青山4)、ポリエステル製品の研究開発・製造・販売を行う帝人ファイバー(本社=大阪市中央区)、機械・金属、繊維などの販売や輸出入を手がける住金物産(本社=大阪市北区)、ニット製品の製造や輸出を手がけるフェニックス・ホンコン(中国)などが昨年4月に設立した合弁会社「I.T.’S.インターナショナル」(千駄ヶ谷3)が同ブランドを立ち上げた。

 同社の栗田英俊社長は会見で、「昨今のデフレスパイラルの中でファストファッションのブームがきているが、ライバルを決めて参入するのではなく、アパレル・商社・メーカーが三位一体となり、もう少し丁寧なもの作りを行い、(ファッションアパレルの中で)新しいビジネスモデル、新しい市場・新しい顧客の創造をしていくことが一つの大きな目的」と話した。

 「日本人のきめ細かさや繊細さ、美意識を前面に打ち出せる」と考え、ベーシックな商品を中心に展開する同ブランド。20代中盤~50代をターゲットに据え、レディス・メンズ・キッズ・雑貨などを展開する。中心価格は、アウター=9,800円~1万9,000円、ジャケット=7,900円~1万6,800円、ニット=4,900円~8,900円、カットソー=1,900円~5,900円、雑貨=3,900円~7,900円。商品構成比率は、レディス=6割、メンズ=4割で、全体の2割をキッズで展開する予定。

 旗艦店となる原宿店の出店場所は、神宮前交差点近くの商業ビル「YMスクエア原宿」1階。同所は、フランドルのレディスブランド「ルアコンシャス」が昨年1月まで出店していた場所で、店舗面積は363平方メートル。店内は白を基調に仕上げ、店内奥の壁面に鏡を設置するなど「広く・奥行き」が出る工夫を施した。

 同店について、栗田社長は「(中学生・高校生も多い)原宿が当ブランドの出店場所にふさわしいかについては社内でも議論が出た。ブランド性からみて本来は代官山などが1号店に合っていると思う。だが、話題性も踏まえて検討した結果、原宿に1号店を出店することが決まった。売り上げというよりモデルショップ、フラッグシップショップの役割の方が強い」と話す。

 同社は、3月5日にオープン予定の池袋東武店、ゴールデンウィークまでにオープン予定の代官山店を含め、初年度5店舗、2014年までに125店舗を出店する計画。初年度の売上目標は1店舗あたり5億円。

 営業時間は11時~20時。オープンは今月19日で、当日は栗田社長らがテープカットを行う。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース