神宮前で気鋭作家6人の「ポスター」アート作品展-描き下ろしも

アート作品としてのポスター制作にあたって「グラフィックとしてのイメージの強さ」「普通に持ち帰ることができる価格・サイズ」にこだわったという(画像=太湯雅晴さん「Owl_001」)

アート作品としてのポスター制作にあたって「グラフィックとしてのイメージの強さ」「普通に持ち帰ることができる価格・サイズ」にこだわったという(画像=太湯雅晴さん「Owl_001」)

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 通常はオリジナル作品の「関連グッズ」と見なされるポスターを「アート作品」として展示販売する「hpgrp Gallery東京」(渋谷区神宮前5、TEL 03-3406-0032)の新年企画展「The Poster shop」が1月8日、始まる。

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 アートショップなどで販売されるポスターがインテリアとして人気を集めるアート市場の現状と、アーティスト本人がポスターの制作過程にチェックを入れることができるなどの印刷技術の進化を踏まえ、「ポスターそのものが量産を前提としたマルチプル作品としての側面を持ちうるのでは」と、同ギャラリースタッフの古澤佐保さんが企画した。

 若い女性の心の揺らぎなどをテーマに絵と文を交えた通称「ノベルコミック」を発表してきたイラストレーターD[di:]さんや、自身の肖像画を印刷した「無限円」札など紙幣をモチーフとした作品で知られる太湯雅晴さんなど、同ギャラリー運営の「アッシュ・ペー・フランス」(台東区)のアート事業にかかわってきた気鋭現代アーティスト6人が参加する。

 会場では、同展へ向けて制作した新作も含めて、各アーティストが2~3種類のポスターを出品。「普通に持ち帰ることができる」点を考慮してA3~B2サイズに印刷したポスターは、壁面に全種類を展示しながら、中央に置いた台の上に全種類を100枚単位で平積みする。販売価格は各2,000~5,000円程度。

 同展を監修した同ギャラリーディレクターの戸塚憲太郎さんは「アート作品を買うのはいろいろな意味で勇気がいるが、まずはポスターからでもアーティストの世界観と一緒に生活してみてほしい。アートは一緒に生活しないと絶対に理解できない部分が多いので、そのきっかけになれば」と話す。

 開催時間は11時~20時。月曜定休。今月17日まで。

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