恵比寿にバーガー主体の映像ダイニングバー-カウンター各席にモニター

恵比寿にオープンした映像ダイニングバー「icratt」店内。写真右がオーナーの田村啓民さん

恵比寿にオープンした映像ダイニングバー「icratt」店内。写真右がオーナーの田村啓民さん

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 恵比寿に1月4日、バーガーが主力の映像ダイニングバー「icratt(アイクラット)」(渋谷区恵比寿南2、TEL 03-6412-8746)がオープンした。経営はicratt entertainment(同)。

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 幼いころから映画が好きだった同社の田村啓民社長は専門学校「東京ビジュアルアーツ」(千代田区)出身。その後、映像関連の仕事には就かず、飲食店で働いていた際に「映像を流す飲食店を出店したい」と考え、洋食店やバーなどで「料理の勉強」を続け、今回の出店にこぎ着けた。

 出店に際して、田村さんは「流行にも敏感な人たちがいる街であり、おしゃれで落ち着いた街。当店の客層にもちょうど合っている」と恵比寿で出店を検討。「(日本では展開していない)アメリカのバーガーが感動するくらいおいしかった」ことなどから、バーガーを主力にした。

 店名は、「it can’t rain all the time(やまない雨はない)」という田村さんの「座右の銘」の頭文字から命名。店舗面積は約20坪で、席数は、カウンターやテーブルなど22席を用意。内外装は設計事務所・アーキコンプレックス(目黒区)の廣瀬大祐さんに依頼した。コンクリート打ちっぱなしの店内は、黒や白などを基調に仕上げた。カウンター各席にモニターを用意するなど、店内全体で大小16台のモニターを設置。モニターでは、知人の映画や店長でディレクターの中井和秀さんが制作した映像などを上映している。

 提供するフードは、バーガーの肉やパン、ソースなどに至るまで「すべて」自家製。ランチでは「アイクラットバーガー」「チーズバーガー」などのバーガー類(1日50食限定、各種750円)を中心に、フライドポテト(250円)やベリーゼリー(200円)などを用意。ディナーでは、バッファローチキン(5ピース=460円、10ピース=890円)やプレートパティ(1,250円~1,300円)、納豆オムレツ(720円)、温野菜盛り合わせ(680円)などを提供する。ターゲットは20~30代前半の女性が中心で、客単価はランチ=900円、ディナー=2,500円を見込む。

 そのほか、誕生日やウエディングなどの「特別な日」向けに、プロのディレクターが利用客のためにオリジナル映像を制作するサービスも受け付ける(有料)。

 中井さんは「食事だけでなく、映像を通して人と人が交流できる場にしていきたい」と話す。「若手の映画監督や、流す場所がないアーティストの映像も流していきたい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~24時。

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