渋谷C.C.Lemonホール(渋谷区宇田川町)で12月10日、スポーツ業界に特化した新卒向け就職活動イベント「スポジョブ就活フェス2011」が行われた。
スポーツ業界への就職を目指す就職活動中の学生に向け、スポーツ関連企業の会社説明会などを行う同イベント。「スポーツ業界を盛り上げること」「既存の就職活動イベントでは、スポーツ関連企業の出店が少ない」などを理由に開催した。
会場では、ゴルフ場予約サイトの運営などを手がけるゴルフダイジェスト・オンライン、スポーツアパレル「アンダーアーマー」の国内展開などを行うドーム、スポーツ用品大手「ミズノ」「デサント」、総合スポーツ専門店などを展開するゼビオ、FCバルセロナオフィシャルスクールを福岡で運営するガーディアンシップ、東京ドームの7社のほか、スポーツトレーナー講座などのコースを展開する専門学校「総合学園ヒューマンアカデミー」が、それぞれブースを構えた。
参加した石川理沙さんと星祐衣さん(大学3年)は「(スポーツ業界は)就職口は狭いが、中途の方なども目指す業界なので学生の受け皿は少ない」と話す。「他のイベントには出展していない企業も集まっていると感じた。(スポーツ業界に特化したイベントは)学生からも求められていると思うので、この1回だけではもったいない」とも。
ホールでは、スポーツに関するイベントの企画・運営やプロスポーツ選手のマネジメントなどを手がけるOffice Strategic Service(港区南青山1)の半田裕社長が、アディダスジャパンやナイキジャパンなどで勤めた経験を基に講演。「スポーツの世界で働きたいという気持ちを忘れなければ、かなうと思うので、勇気を持ってチャレンジしてほしい」と学生たちへエールを送った。
出展社の1社、ガーディアンシップ営業推進部の小野悠悠さんは「ほかの就活イベントではどういう仕事をしたいかが定まっていない学生もいる。(スポフェスに来ている学生は)『スポーツにかかわる仕事をしたい』『こういう仕事がしたい』という気持ちを強く持った学生が来ているので良い」とし、「今後弊社が事業展開していくうえで、自分で会社や仕事を作り上げていくという気持ちを持ってくれるような人材を探していきたい」と話す。
この日、会場にはスーツ姿の学生約2,100人が足を運んだ。