「摩訶(まか)不思議な世界観」が特徴のアート作品をイラスト、パフォーマンス、小説など表現手段を問わず一堂に集めた複合イベント「原宿奇想サーカス」が11月21日より、原宿「デザイン・フェスタ・ギャラリー」(渋谷区神宮前3、TEL 03-3479-1433)で開催される。
イベントは、「奇妙」「キテレツ」「アンダーグラウンド」などの作風を持つアーティストを集めた同ギャラリー主催のシリーズ企画第2弾。同ギャラリーに外国人の来場者が多いことから「(今回のテーマを)日本のサブカルチャーの一面として、外国人の方へも向けて発信したい」(広報担当の河村さん)と2007年5月に初開催。国内外の来場者に好評だったことを受けて、今回も20組以上のアーティストによる絵画・イラスト・パフォーマンス・小説・コスプレなど幅広い表現を1週間にわたって一挙に紹介する。
開催初日には、ダンサーの「アフロ舞子」さんが金髪のアフロヘアースタイルで独自のダンスショーを行う「アフロ舞子のクンクンニコニコ!ドリームキャバレー☆」(15時~、17時30分~)を行うほか、YouTubeで360万回以上再生されたというバイオリンを使ったヒップホップミュージシャンPauldatehさんのライブ演奏(15時~)も開催。
イラストでは、「パソコンもいいけど、やっぱ手描きって楽しいよ!」というメッセージを込めたというemily Kさん、takaさん、yukinoさんのイラスト3人展「YOKOHAMA ety's CIRCUS」(23日まで)や、「サーカス」をテーマにピエロなどを描いた「YU奇」さんと「カワイ」さんのイラスト展「赤テント」などを展開。人体などをモチーフにした曲線的なモノクロ画が印象的な「黒故」さんは、動画を使った初のインスタレーション展示「莟の部屋」を行うほか、ライブペインティングで「偏見と差別」を表現する奈那子さんは、小説、コスプレ写真なども展示する(23日まで)。
「日本のサブカルチャーのなかでも、独自に広がる『原宿カルチャー』を世界のお客さんへ向けて発信する1週間になれば」と河村さん。
営業時間は11時~20時。入場無料。今月27日まで。