ナチュラルチーズの製造やチーズを使った菓子の製造などを手がけるアトリエ・ド・フロマージュ（長野県東御市）は11月30日、南青山にチーズダイニング「アトリエ・ド・フロマージュ南青山店」（港区南青山3、TEL 03-6459-2464）をオープンする。

　軽井沢市内で3店舗を展開する同社。東京都内には目白店（豊島区）を構えていたが2007年に閉店。店長の岩和幸さんは「（目白店は）15年経っており老朽化していた。喫茶店という業態も古く、レストランにするにはスペースが狭かったため閉店を決めた」とし、「今回、長野県内の食材を使用するなど、バージョンアップして再チャレンジを含めた出店になる」と話す。

　「東京に軽井沢を表現しようとした際、南青山がイメージに近かった」という理由から同所へ出店。店舗面積は30坪で、席数はテラス席なども含め40席を用意する。外装は緑を多用し「軽井沢の自然」をイメージ。エントランスには「自家製チーズ」をディスプレーするほか、カウンターに冷蔵ショーケースを配置し、中にチーズを並べるなど「チーズのある食卓」をテーマに空間を仕上げる。

　メニューは、数種類の自家製チーズを使用した「焼きチーズカレー」（1,000円）や「チーズフォンデュ」（1,500円）、「自家製チーズの盛り合わせ」（1,500円）、「チーズ屋のリゾット」など約35種類を用意。20代後半～30代の女性をメーンターゲットに据え、客単価はランチ＝1,200円、ディナー＝4,000円を見込む。

　「落ち着いた雰囲気で気軽にチーズを楽しんでもらえ、夜にはゆっくりチーズとワインを味わっていただきたい。女性一人でもご利用いただけるような店にしていきたい」（岩さん）とも。

　営業時間は11時～22時。