表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)本館1階に11月19日、カフェ「kurkku 3(クルック スリー)」(TEL 03-6438-9603)がオープンする。場所は、表参道ヒルズ開業以来店を構えてきたが先月12日に閉店した「表参道茶寮」跡。
経営は、音楽プロデューサー小林武史さんが社長を務めるKURKKU(神宮前2、以下クルック)。カフェプロデュース事業などを手がけるカフェ・カンパニー(渋谷1)、建築・不動産コンサルティングを手がける都市デザインシステム(恵比寿南1)、インターネット広告事業などを手がけるスパイア(港区南青山3)を加えた4社による「kurkku 3プロジェクト」がプロデュースを手がけた。
同プロジェクトプロデュースの1店舗目となる同店。「『クルックキッチン』『マザークルック』(以上、神宮前2)などを出店した経験や実績を踏まえ、かねてから新しい業態でのカフェ出店について研究を重ねていた。今回、各社の参画を得て当プロジェクトが始動した」とクルック店舗事業部部長の田原研児さん。
店舗面積は約116平方メートルで、席数は60席を用意。外壁はガラス張りで、エントランスには「野菜の細胞をグラフィック化」して設置。店内には「ケヤキ並木をイメージした」ダイニングの壁面など「エコロジカル・チェーン」をテーマに、環境とのつながりを感じさせるような演出を施したほか、LED照明やリユース家具を使う。
「Made in Japan」を意識した同店。メニューは2種類の野菜を使った「野菜つゆ」などで食べる「野菜のおそば」「肉のおそば」(850円~)や「顔の見える農家」から直接仕入れた野菜を使った「直産野菜のアンチョビーソースディップ」、店名にちなんだという「kurkku(キュウリ)とトマトのピクルス」、伊ジェラートブランド「クレマモーレ」が手がけたジェラート12種類(450円~)など。アルコール類は「グリド甲州」「甲斐ノワール」(グラス=500円~、ボトル=2,800円~)などを提供する。客単価は、ランチ=900円、ディナー=1,800円、ティータイム=800円を見込む。
田原さんは「ご来店いただいた方には『食』を通じて『環境』をより身近に感じていただきながら、『快適で環境に良い未来に向けた暮らし』のきっかけを提供していきたい」と話す。「デザイン感度の高い場所でもある表参道という東京の一等地で、日本全国のお客さまだけではなく世界各国のお客さまに日本の食を手軽に味わっていただきたい」とも。
営業時間は11時~23時30分(日曜は22時30分まで)。