代官山で「戦国ART祭」-もののふ主催、戦国文化の魅力を紹介

来場者が見つめる中、「弓道士魂」と揮毫する平田弘史さん(昨年の「戦国ART祭」で)

来場者が見つめる中、「弓道士魂」と揮毫する平田弘史さん(昨年の「戦国ART祭」で)

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 戦国文化の魅力を、アートや写真など現代的な表現で多角的に紹介する複合企画「戦国ART祭」が10月10日・11日、代官山ヒルサイドテラス内のヒルサイドアネックスA棟(渋谷区猿楽町、TEL 03-3780-5977)で開催される。

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 「代官山フェスティバル2009 猿楽祭(さるがくまつり)」との連動企画として、2007年からスタート。戦国武将グッズを制作・販売する「もののふ」(世田谷区)が、各地の戦国ブランドを結びながら、地域活性化による「日本再生」を目指す事業「天下『布』武プロジェクト」の一環として主催する。

 伝統の三河仏壇の宮殿(くうでん)を芸術の域にまで高めた「武壇」シリーズで知られる職人集団「ARTMAN JAPAN(アートマン ジャパン)」や、戦国時代の城跡などを撮影する写真家の畠中和久さん、戦史研究の第一人者で城郭の再現画を制作する藤井尚夫さんなど8組が出展し、戦国文化の魅力を多角的に紹介。参加メンバーは、「戦国文化に対し現代的なアプローチを行い、各業界でも一流のプロフェッショナルであること」を基準にもののふ主宰の田中秀樹さんが出展を依頼したという。

 会場では、武士道などをテーマにした時代劇を劇画タッチで描く漫画家で、漫画「AKIRA」の題字など力強い描き文字に定評がある平田弘史さんによる恒例の揮毫(きごう)大会も開催(11日15時~17時、限定15人)。現在までに、ブログやラジオ番組名の題字などの申し込みがあるという。

 「戦国時代は日本の一時代だが、最近はサブカルチャー的な扱いを受けているようにも感じる」と田中さん。「戦国文化の素晴らしさをもっと一般的に広め、当展をきっかけに戦国業界の関係者の交流を促進できれば」と意欲をみせる。

開催時間は両日とも11時~17時。入場無料。

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