日清食品（東京本社＝新宿区）は9月18日、「カップヌードル」生誕38周年を記念して、SHIBUYA109（渋谷区道玄坂2）前や三千里薬局神南店（神南1）前など渋谷駅周辺6カ所でカップヌードル3万食を無料配布するサンプリングイベントを開催した。109前には、お湯を注いだカップヌードルをその場で提供する試食ブースも用意した。

銀座でのカップヌードル販売の様子（1971年）　写真＝日清食品提供

　カップヌードルは1971（昭和46）年9月18日に世界初のカップ麺として誕生。発売当時、若者の街だった銀座の歩行者天国でデモンストレーション販売を行うと、道行く若者が殺到し1日に2万食を売りつくしたという。食品業界最大級の規模となった今回のサンプリングについて、日清食品ホールディングス執行役員で宣伝統括部長の佐々木智さんは「38周年のご愛顧への感謝と、38年目にして具材のリニューアルを行ったので試食いただきたかった」と話す。

　商品配布は、SHIBUYA109、渋谷マークシティ（道玄坂1）、渋谷パルコパート1をメーン会場に、渋谷三千里薬局前、ABCマートセンター街店前（宇田川町）、シブヤセンタービル前（宇田川町）の計6カ所で10時から20時まで約2時間おきに行われた。

　「38年前は銀座が若者の街だったが、今回は平日でも若い人たちが集まる街として渋谷を選んだ」と話す佐々木さん。10時の配布では自ら配布も行い、「老若男女さまざまな方が集まり、ありがとうの声もいただいた」と振り返った。