衆議院総選挙・開票速報、渋谷の飲食店で学生ら200人が見守る

渋谷のダイニングバー飲食店に集まった200人の学生らが衆議院総選挙・開票速報を見守った

渋谷のダイニングバー飲食店に集まった200人の学生らが衆議院総選挙・開票速報を見守った

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 衆議院総選挙が行われた8月30日夜、大学生を中心とした若者がブログと連動しながら衆議院総選挙・開票速報を見守るイベントが、渋谷のダイニングバー「トリニティー」(渋谷区道玄坂1)で行われた。

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 イベントを主催したのは、東大・東工大の学生が創業し、「東工大発ベンチャー第52号」の認定を受けたベンチャー企業のミログ(文京区)。社長は東大法学部4年生で、21歳の城口洋平さん。今年4月の創業ながら、7月にはベンチャー・キャピタル「ジャフコ」より約1億円の資金調達を実現している。同社は、「日本版Twitter(ツイッター)」を目指し、A.I..(人工知能)を使ったミニブログサービス「milog(ミログ)」の本格サービスを今月14日からスタートした。

 「衆議院総選挙の投票を済ませたこと」が参加の条件だという同イベントに集まったのは約200人の若者。店内6カ所のモニターで選挙速報を放映しながら、センターの大型スクリーンでは「THE決戦総選挙」と題した「ミログ」の特集ページを上映し、会場内外から随時書き込まれる「つぶやき」を紹介した。

 圧勝した民主党に参加者は「政権交代で一種の刺激として変化を求める。マニフェストで公約したのだからそれを実現できるようにやってほしい」(男子大学生1年)、「天下りを中心に霞が関を根本から変えてほしい」(男子大学生2年)、「これだけ議席を持つとおごったりする懸念はあるが、経済面での改善に期待する(男子大学2年生)、「マニフェスト通り子ども手当は実行してほしい。目玉なので民主党の今後がわかる」(女子大学生3年)、「少子化の流れで将来の年金に不安があるので、年金はしっかりと管理してほしい」(男子大学生4年生)などの注文を付ける。女性会社員(26)は「今まで若い人がここまで集まったりしたことがないので、時代が動いていると感じる。国民の生活が第一と言っているので、本当に生活に根付いたリアルな現地の人々とつながってやっていけるかが鍵」と期待を寄せる一方で冷静な目を忘れない。

 「昨年米サンフランシスコにいて、大統領選の興奮を間近に味わった。オバマ大統領を作ったのはアメリカの20代の若者で、イランで革命を起こしたのも若者。世界は若者が変えてきたという機運の中で『ホワッツ・ゴーイング・オン(日本はどうなんだ?)』という背景があり、日本の総選挙は海外のメディアからも注目されている」と城口社長。「日本はツイッターがまだ浸透していないので、若者が声を発信するかたちで何かしらを残していきたいとミログを始めた。今後、ネット選挙は解禁される方向にあり、来年は参院選もある。次の選挙には今回以上のインパクトで(ミログが)コミットしていきたい」と意欲をみせる。

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