「人類みな骨」をテーマに、歴史上の人物など100人分のガイコツフィギュアを集めた展覧会「ホネ サピエンス」が7月17日、原宿のクリエーティブスペース「ROCKET(ロケット)」(渋谷区神宮前6、TEL 03-3499-1003)で始まる。
制作したのは、1983年東京都生まれのフィギュア作家タカハシカオリさん。2006年に武蔵野美術大学を卒業後、フィギュアイラストレーター・デハラユキノリさんに師事しながらフリーで制作活動を開始。昨年、初の作品集「ボクノトモダチ KOENJI ANIMAL STREET」(カゼット出版)を出版した。同作は、動物フィギュアを高円寺の街中に並べた写真集で、人間の若者の服装にリスやヘビ、マグロなどの頭部を組み合わせたフィギュアから成る独自の世界観が特徴。
同展では、タカハシさんが今年から取り組むガイコツをモチーフにしたフィギュアシリーズを紹介。動物たちの「個性」が際立った前シリーズに対して、同シリーズでは「美しい/醜い」や「太った/やせた」といった「生きている間の違い」が、ゆくゆくは同じ「ガイコツ」へと収束していくことに着目した。
会場には、貝がらの上に立つビーナスや馬にまたがるナポレオンなど、有名な絵画を連想させるガイコツフィギア100体以上を一堂に並べるほか、全長15センチ程度のフィギュアをさまざまなシーンに持ち出し撮影した35枚の写真作品も展示。フィギュア作品(1体4,000円~)や、タカハシさん制作の関連グッズ、ガイコツピアス(1,200円)、ガイコツケータイストラップ(1,500円)なども販売する。
営業時間は12時~19時30分。入場無料。今月28日まで。