キリンホールディングス(中央区)は、子会社キリンビール(中央区)とキリンビバレッジ(千代田区)の本社を原宿に移転するとを発表した。
移転先は、JR山手線・線路沿いにある「原宿本社ビル」(渋谷区神宮前6)。2006年5月、企業価値の向上などを目指し掲げた長期経営構想「キリン・グループ・ビジョン2015」の実現に向け、グループ経営体制を強化することでビールと飲料の「総合飲料グループ」としての戦略を推進する。
移転に伴い、本社内に両社共有で使えるスペースを確保するほか、各フロアにもオープンミーティングスペース配置。グループや部署間でのコミュニケーション、コラボレーションなどにつながる環境づくりを目指し、事務所内のデザインを含めオフィス環境を改める。
オフィス設備では、全館の間仕切り、個室用空調機、照明器具など既存設備を転用し、省エネルギー化を図り、リサイクル原料を使用したカーペットやLED照明を導入するなど環境に配慮した設備の導入も進める。
原宿本社には現在、グループの情報システム開発・運用を手掛ける「キリンビジネスシステム」などが入居。キリンビールは8月31日から、キリンビバレッジは来年2月8日から、それぞれ新本社での業務を開始するを予定。