スペインのシューズブランド「カンペール」は6月13日、表参道沿いの旗艦店「カンペール表参道店」を移転リニューアルオープンした。
各国の著名デザイナー、建築家らとコラボレーションし、共同プロジェクトを展開する「トゥギャザー・コンセプト」を前面に打ち出すアジア初の「Camper Together(カンペール・トゥギャザー)」ショップ。2003年9月表参道沿いに開いた旗艦店を、道を挟んで向かいの表参道ヒルズ側に移転し、店舗デザインも一新した。
新旗艦店(渋谷区神宮前4、TEL 03-6440-9922)ショップデザインを手掛けたのは、マドリッド生まれのアーティスト、デザイナーのハイメ・アヨンさん。キャンディー工場やサーカスから着想を得た店舗は、キャンディーをモチーフにしたハンドルをファサードや店内のドアに採用。赤と白のストライプの壁面やムカデをイメージした大理石の什器、天井や壁面の色付きミラーなどがカラフルで「ファンタジーな世界」を演出する。
店舗面積は、ストック区画を含め2フロア計約62坪。1階では「カンペール・コレクション」のメンズ・レディスシューズとバッグ、財布などのアクセサリーを扱うほか、2階はレディスをはじめ、キッズラインと「カンペール・トゥギャザー」ラインを展開。
デザイナー、アーティストらと協業するカンペール・トゥギャザーは、ショップデザインを担当したハイメ・アヨンさんがデザインしたシューズのほか、春夏シーズンは人気デザイナーのベルンハルト・ウィルヘルムさんとコラボレーション。ウィルヘルムさんは、カラフルなソールやユニークなカッティングが特徴のレザーサンダルをデザインした。
中心価格(カンペール・コレクション)は、定番のレザースニーカーが27,300円前後、レディスのフラットシューズが24,150円前後。このほか、左右比対称のデザインが特徴のTWINSシリーズや、レディス・ヒールシューズなども幅広く取りそろえる。
カンペールは1975年、靴職人の祖父を持つロレンツォ・フルーシャさんが創設。1981年バルセロナに1号店を開業し、ヨーロッパを中心に販路を拡大。日本では、2005年6月にサザビーリーグとカンペール本社によって設立されたピナ(千駄ヶ谷2)が国内代理店を務める。