原宿の現代美術ギャラリー「ギャラリー・ターゲット」（渋谷区神宮前2、TEL 03-3402-4575）は6月13日から、ニューヨークを拠点に活動するアーティストら6人のグループ展「The New York Connection（ニューヨーク・コネクション）」を開催する。NY在住の日本人アーティストAiko Nakagawa（アイコ・ナカガワ）さんがキュレーションを手掛ける。

　Aikoさんは1996年に渡米後、NYを拠点に活動を開始。アート集団「FAILE（フェイル）」での活動などを通じ、ストリートアート界で注目を集めてきた。2007年に同集団を脱退後も精力的に活動し、今年4月にNYのギャラリー「Joshua Liner Gallery（ジョシュア・ライナー・ギャラリー）」で大規模な個展を開催。ファッションとデザインの福祉プロジェクト「NEXTIDE（ネクストタイド）」でクリエーティブディレクターも務めている。

　同展に出品するのはAikoさんを含め、NEXTIDEにも参加するアーティスト6人で、いずれもNY在住、元在住の日本人。「NYに縁のあるクリエーターの集う場」をテーマに、キャンバス、ポスター、スケートボード、写真作品など各アーティストが3～5点の作品を展示する。

　Yuri Shibuya（ユリ・シブヤ）さんは、北米、南米、インド、モロッコなどを旅しながら、ストリートカルチャーをテーマに都市を記録する写真家で、1996年からスケートボードの写真を撮り続けてきた。大阪生まれ、NY在住の倉田裕さんは、野球や獣などをモチーフに独特の世界観を表現するイラストレーター。昨年は恵比寿のギャラリー「POINT（ポイント）」（恵比寿西1）で個展「Heroic（ヒロイック）」を開催した。

　グラフィティーアーティストのSHIRO（シロ）さんは、2002年から2年間NYに滞在。音楽イベントでのライブペインティングを中心に活動。このほか、グラフィックデザイナーAkane Kodani（アカネ・コダニ）さん、画家のKoichiro Takagi (コウイチロウ・タカギ）さんが作品を披露する。

営業時間は11時～19時。日曜定休。入場無料。今月20日まで。
　6月11日（19時～23時）には、原宿のラウンジ「Ucess the lounge（ユーセス ザ ラウンジ、UC）」（神宮前4、TEL 03-6807-1588）で関連イベント「The NY Connection Art Night」を開催。各アーティストの作品展示に加え、Young Richard（ヤング・リチャード）さん、Hirotaka（ヒロタカ）さんらがNYテクノハウスをDJ披露する。