渋谷区、妊婦向けにマスク配布-新型インフル対策、23区内初

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 渋谷区は、目黒区内で新型インフルエンザ感染者が確認されたことを受け5月25日より、区内在住の妊婦向けに保健所などでマスクを無料配布する。妊婦向けのマスク配布は23区内で初めて。

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 隣接する目黒区内での新型インフル感染を受け、区健康危機管理対策本部は同22日、相談窓口の拡充とともに感染後の重症化が予想される妊婦向けに予防用マスクの配布を決定。区保健所(宇田川町)、恵比寿保健相談所(恵比寿2)、幡ケ谷保健相談所(幡ケ谷3)の3カ所を窓口に、1人あたり使い捨てマスク50枚を無料配布する。

 マスクは想定される区内の対象者数1,200人に対し6万枚を用意。各配布窓口ではマスク配布の際、感染予防のガイダンスを行い、マスク着用以外の予防策も併せて説明する。受け取りの際は、母子健康手帳など妊娠が証明できるものが必要。

 区ではこのほか、同23日から発熱などの症状がある区民を対象にした電話相談窓口「渋谷区発熱相談センター」(TEL 03-3463-2416)の相談時間を延長。平日のみ17時まで受け付けていた相談窓口を、土曜・日曜・祝日を含む9時~21時に変更する。

 渋谷区内をはじめ、都内各地の薬局などでもマスクの品切れが相次ぐ中、厚生労働省ではマスクの着用について「混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所に入る時有効」とする一方、「屋外では相当混み合っていない限りあえてマスクを着用する必要はない」とし、マスク以外の予防策についても、手洗い、うがいの徹底やせきが出た際の「せきエチケット」、バランスのいい食事と十分な休養などの予防策を呼び掛けている。

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