80年代NY「NO WAVE」ムーブメントに迫るドキュメンタリー、渋谷で公開

「SONIC YOUTH」サーストン・ムーアさんらのインタビューから、80年代のニューヨークカルチャーを探る

「SONIC YOUTH」サーストン・ムーアさんらのインタビューから、80年代のニューヨークカルチャーを探る

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 80年代ニューヨークのカルチャームーブメント「NO WAVE(ノーウェイブ)」の実体を追うドキュメンタリー「NO NEW YORK 1984-91」が5月9日より、渋谷「アップリンクX」(渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502)でレイトショー公開される。

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 NO WAVEは、80年代NYで音楽シーンを中心に楽曲などの「商業化」が進んだことへの反発から、音楽、映画、写真、ファッションなど複数のジャンルを巻き込みながら発生したカルチャームーブメント。70年代に隆盛した「パンク」の精神を引き継ぐ一方で、「新たな表現」を模索。音楽ではバンド「SONIC YOUTH(ソニック・ユース)」の活躍でも知られる。

 同作は、NO WAVEの一環として1984~1991年に映画界で発生した表現ジャンル「破戒映画」に着目。破戒映画は、社会への不満やハリウッド商業主義への嫌悪を、暴力、ドラッグ、性的倒錯など「悪趣味」な映像で率直に表現し、映画カルチャーのパンク・ムーブメントとも言われる。

 本編には、SONIC YOUTHのサーストン・ムーアさんや映像作家リチャード・カーンさんらが登場。当時を振り返るインタビューに、当時の記録映像や発表された映像作品を織り込みながら、同ムーブメントの輪郭と内実を明らかにする。メガホンを取ったのは、フランスの女性監督アンジェリーク・ボジオさん。

 鑑賞量は1,000円(ドリンク付き)。5月22日まで。

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