渋谷駅東口「マクドナルド渋谷東映プラザ店」(渋谷区渋谷1)の1日の店舗売上高が日本マクドナルド創業以来の過去最高額を記録したことが明らかになった。
同店では、4月28日の19時以降24時間にわたり、昨秋から投入した新商品「クォーターパウンダー」のみを販売する限定ショップ企画「QUARTER POUNDER SHOP 428」を展開。購入客全員に「LOVE&BEEF」などと書かれたオリジナルTシャツ(全20種類)を進呈するなど独自のキャンペーンで同商品をPRしたことが「功を奏した」(同社)という。
売上高は、1,245万円。キャンペーン実施中はクォーターパウンダー・チーズ、ドリンク、フレンチフライをセットにした「キャンペーンセット」(500円、特別価格)のみの販売だったため、この日1日で2万食以上が売れたことになる。
これまでの過去最高売上高は、昨年12月23日、大阪「御堂筋周防町店」の約1,002万円。同社は今年3月、1日の全店売上高が26億4,000万円となり更新を記録。2004年以降、独自の強みを生かした店舗戦略や新メニューの開発、店舗改装、24時間営業の導入など顧客数拡大戦略に乗り出し、リピーターを含む顧客数拡大につなげてきた。
2007年、地域限定メニューとして熊本県内のマクドナルドで試験的に販売したクォーターパウンダーは、従来のバーガーに対し約2.5倍サイズのビーフパティを使ったボリューム感とジューシーな食感が特徴。
本格投入を前に、昨年11月には渋谷東口店(渋谷2)と表参道店(神宮前4)を衣替えし、同商品のみを提供する期間限定店「クォーターパウンダーショップ」を開設。関東圏での発売を皮切りに、近畿、東海などでも順次販売を開始し、開始日には各地の主要店舗で同商品のみを提供する限定店を開くなどプロモーションにも力を入れている。