代々木公園一帯で4月18日、環境団体や飲食店などが集まり「エコ」を呼び掛ける環境イベント「アースデイ東京2009」が始まり、晴れ間も広がった午後にかけて多くの人出でにぎわった。
アースデイは、70年代初頭アメリカ西海岸で始まった環境活動。地球温暖化などの環境問題に対する関心を呼び掛けようと、毎年4月22日を中心に世界規模で関連イベントが行われ、東京では1990年から代々木公園を中心に大規模なイベントを開催。エコへの関心の広がりとともに年々規模が拡大している。
2009年のテーマは、「倫理的」「道徳的」などを意味する「Ethical(エシカル)」を軸に据えた「Go!Ethical ~世界はみんなで変えられる~」。19日までの2日間、音楽イベントをはじめ、地産地消、旬の食材などをテーマに「地球に優しい」メニューを提供する飲食店や生産者自ら販売するフードマーケットなどで来場者を迎える。
参加団体は370団体以上。会場ではバイオディーゼル燃料や太陽光などのグリーンエネルギーで省エネを図るほか、皿、食器などの再利用や自転車向け駐輪場の開設など環境に配慮した取り組みも展開する。2日間で約13万人の動員を見込む。