JR東日本は4月29日、恵比寿駅「アトレ恵比寿」(渋谷区恵比寿南1)屋上に貸し菜園、ウッドデッキなどを含む巨大庭園をオープンする。
7階建ての同ビルではこれまでも屋上を開放(現在は工事のため一時閉鎖)してきたが、このほど東京都から「既存建築物屋上緑化モデル事業」の認定を受け、大規模な改装に踏み切る。JR東日本は2004年以降、ヒートアイランド現象軽減を目的に首都圏の各施設で屋上緑化を導入。恵比寿は23施設目で、過去最大規模になるという。
庭園名は「ebisu green garden(エビスグリーンガーデン)」。総面積は約2,100平方メートルで、うちウッドデッキが700平方メートル。ハーブなどの草花を植え、「地域住民やオフィスワーカーの憩いの場」(同社)を目指す。
今秋をめどに初導入するのが、貸し菜園「soradofarm(ソラドファーム)」。野菜・果物などの栽培、管理、収穫ができる屋上菜園で、広さ161平方メートル。個人や企業向けに36区画に分けて有料で貸し出す。
各貸出面積は、個人・団体向け=5平方メートル(22区画)、3平方メートル(3区画)、企業向け=6平方メートル(3区画)、イベント向け=3平方メートル(8区画)。秋の始動に向け、募集、利用方法などは今後専用ホームページなどで順次公開していく。
開園時間は10時~19時(11月~3月は17時まで)。雨天・荒天時とアトレ恵比寿休館日は閉鎖。