移動式の芝や独自レシピなど「ピクニック」をテーマにジャンルにとらわれない作品を発表してきたクリエーター集団「東京ピクニッククラブ」によるエキシビション「bring your own picnic-ROCKETでピクニック-」が4月10日より、原宿「ROCKET」(渋谷区神宮前6、TEL 03-3499-1003)で開催される。
同集団は「ピクニック」生誕200周年をうたい、2002年に結成。19世紀初頭、欧州貴族の狩猟遊びの一環として栄え、公共機関や大衆車などの普及で広まったピクニックの「現代」の在り方を追求しようと、建築家・太田浩志さんを筆頭に、雑誌「ソトコト」編集部・吉開俊也さんやフードコーディネーターの福留奈美さん、写真家・鈴木豊さんら異業種のクリエーターが集まり、作品やプロジェクトを通じ独自のピクニック文化を発信してきた。
主張する「ピクニック・ライト」は、公園など都市部の限られたオープンスペースで閉園時間、立ち入り禁止などの利用制限や植栽といった環境悪化から都市居住者の基本的権利を訴えるもの。同展では、会場全体をピクニック空間に衣替え。吹き抜け部分に浮かせた「雲」の中のカメラが場内を撮影し、そのまま映像を上映。オリジナルラグやビールとともに、ピクニック「発祥の地」、イギリスのニューカッスル・ゲイツヘッドで昨年行われたピクニック「PICNOPOLIS」の様子も紹介する。
営業時間は12時~19時30分。入場無料。4月21日まで。