恵比寿のライブハウス「リキッドルーム」(渋谷区東3)2階に4月11日、ロンドン発情報ネットワーク「Time Out(タイムアウト)」とコラボレーションするカフェ&ダイナー「Time Out Cafe&Diner」(TEL 03-5774-0440)がオープンする。
タイムアウトは、1968年に情報誌として創刊。映画や演劇、ライブ、ファッションなどの週間情報を掲載し、ロンドンをはじめニューヨークや北京、シドニー、バルセロナなど世界20都市以上にネットワークを持つ。日本版「Time Out Tokyo」は、タワーレコード(品川区)伏谷博之元最高顧問が社長を務める「オリジナル」(港区)が運営し、オンライン展開で今秋にも始動する予定。
同店は創刊に先駆け、2004年7月から4年以上にわたり営業を続けてきた旧「タワーカフェ」跡にオープン。席数は約50席で、秋からは物販スペースを併設。世界の文化・エンターテインメント情報を発信するほか、外国人観光客向けのインフォメーションサービスやWiFi(無線LAN)サービス「FON」の無料提供なども行う。
カフェで提供するのは「健康的でジャンルにとらわれないリーズナブルなメニュー」(同店)。ハヤシライスなどのごはんものやパスタ、プレートなど主力のセットメニューは、ランチ・ディナーともに650円~。飲食区画は同3日にプレオープンし営業を開始している。
同11日のグランドオープンに伴い、併設スペースでは、ロンドンでも好評を博したグラフィックアートの企画展「ourhistory(アワーヒストリー)」を開催。英国の過去20年のクラブカルチャーで発信されてきたグラフィックデザインに焦点を当て、80年代ダンスミュージックシーンの作品を中心に展示。当時の貴重映像の上映会やトークショーなどのイベントも開く。参加アーティストは、クリエーター集団「TOMATO」や、英・音楽ユニット「Massive Attack」などのアートワークを手掛けるトム・ヒングストンさんら。
営業時間は、月曜~木曜=12時~23時30分、金曜・祝前日=12時~翌5時、土曜=13時~翌5時、日曜=13時~22時。