青山ブックセンター(渋谷区神宮前5、TEL 03-5485-5511)は4月より、森山大道さんら著名写真家や写真評論家をゲストに迎え写真の見方などを探るゼミナール企画「青山写真ゼミナール」を開講する。
モノクロ写真を中心とした作品に世界的評価も高い森山さんをはじめ、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE」キャンペーンの写真家としても知られる平間至さん、荒木経惟さんら著名写真家の作品も多く取り扱う現代美術ギャラリー「タカ・イシイギャラリー」(江東区)の石井孝之さんなど、写真・美術界の一線で活躍する著名人が「講師」となり、約1年にわたり「写真」のあり方を探る。
企画には、雑誌「コンポジット」編集長などを経て、著書「東京の編集」(2007年、ピエブックス刊)などを手掛ける編集者、管付雅信さんと、アートディレクター中島英樹さんが協力。「作家性の乏しい職業写真家でもなく、技術の伴わないアート志向の私小説家でもない、技術と作家性を持った写真家になるヒントを提供する」(同)。
講座は、月1回(毎月第2月曜19時~21時)の計12回を予定。ゲスト講師による講義をはじめ、聴講者が持ち寄ったポートフォリオの講評も行う。ゼミは毎回、写真集や写真に関する書籍の批評を宿題にするなど本格的なものになるという。定員は30人(要予約)。受講料は63,000円。