リーバイ・ストラウス ジャパン(渋谷区恵比寿4)は12月19日、南青山に各国で展開するリーバイス®ブランドのプレミアムラインを中心に扱うコンセプトショップ「CINCH TOKYO(シンチトウキョウ)」(港区南青山5、TEL 03-6419-1699)をオープンした。
「Best of Levi's® Worldwide Showcase(世界最高のショーケース)」をコンセプトとする同店は、これまでのリーバイス®ストアにはない世界で初の試みとなる「スペシャリティーショップ」に位置付ける。商品は、メンズやレディスのアパレル、アクセサリー、バッグなどトータルコーディネートを提案。プレミアムラインを中心に、アーティストやデザイナー、ミュージシャンらとのコラボレーションアイテムを販売するほか、ライブなどのイベントも開催する。
店名のシンチトウキョウは、ビンテージジーンズなどの腰周りに見られるベルト「シンチバック」が由来。同社の土居健人社長は「ほかのリーバイス®ストアとの差別化を図るためにオリジナリティーのある店名にした。シンチは、ジーンズのシンチバックのほかに、馬のくらを止めるベルト『腹帯』も意味する。そこからファッション感度の高い南青山の消費者との『つながり』という意味合いも込めた」と話す。
場所は、表参道駅近くの商業施設「ルーチェ青山」内の路面。店舗面積は約45坪。「Heritage(伝統)とModernity(現代風)の融合」をテーマに、壁面や床には古い木材やレンガを使用。店内の中央にはファスナーの持ち手をイメージさせる柱を設け、柱を境界に「ビンテージ」と「モダン」エリアに区画を分ける。
ランプなどアメリカのアンティークアイテムを飾り、ワークショップ(職人部屋)をイメージしたHeritageエリアでは、501®XXなどのビンテージジーンズの復刻版を扱うライン「Levi's® Vintage Clothing」のジーンズをショーケースで展示・販売。1920年に米リーバイ・ストラウス社に不満を理由に送り返されたという、継ぎはぎのジーンズ501®の復刻版「Homer Campbell Celebration Jeans 1917」(15万7,500円、150本限定)なども扱う。
Modernityエリアは、本物のギターやドラムなどを飾ることでライブハウスなどの「バックステージ」をイメージ。日本初登場となるヨーロッパ発信のプレミアムライン「Levi's® Blue」をはじめ、1本1本が手作りという米オリジナルのプレミアムライン「Levi's® Capital E」のジーンズ、ハイストリートカルチャーを取り入れた藤原ヒロシさんとのコラボレーションライン「Levi's® Fenom(フェノム)」などの商品を販売する。同区画は、壁面や床に白いペンキを塗ることでHeritageエリアとの違いを出す。
このほか、次世代のジーンズスタイルを提案するライン「Levi's® RED」も扱う。コラボレーションアイテムでは、イギリスの現代美術家ダミアン・ハーストさんとのコラボジーンズやTシャツも登場。ハーストさんは501®XXをキャンバスにした作品「SPIN JEANS」も制作、作品は店内に特別展示する。ギターピック用のポケットや音楽プレーヤーをかけるフックなど、ミュージシャンならではのアイデアを随所に取り入れたフランスのポップバンド「Tahiti80」とのコラボジーンズ「スペシャル505(Straight Fit)モデル」(15,750円、数量限定)なども。
中心価格帯は、ジーンズ=2万円台~3万円台、シャツ=1万円台~3万円台、ジャケット=3万台円~5万円台、バッグ=3万円台~7万円台ほか。
営業時間は11時~20時。