和カフェ「chanoma」や渋谷のアートカフェ「kurage」などの飲食店を展開するJellyfish.(ジェリーフィッシュドット、広島県広島市)は12月8日、渋谷・井の頭通り沿いに、京都の家庭料理「おばんざい」を提供する「茶茶(ちゃちゃ) このか」(渋谷区宇田川町、TEL 03-5728-6444)をオープンした。
(手前から)「手づくり黒胡麻わらび餅」(578円)と「京都辻利の抹茶アイス」(630円)
出店したのは、今年7月に開業したインテリア・雑貨店「Francfranc(フランフラン)」の大型旗艦店が地下1階~地上3階に入居する商業ビル4階。「茶茶」業態は、2006年3月にオープンした「茶茶 Ryu-rey(りゅうれい)」(港区南青山5)に続く都内6号店で、全国では9店舗を展開する。
店舗面積は約71坪。店舗デザインはこれまでも「茶茶」の内装を手掛けてきた京都在住のインテリアデザイナー辻村久信さんが担当。「くつろぎの和」をコンセプトに、木材を多用した京都の雰囲気漂う空間に仕上げた。掘りごたつ式の個室でも、障子張りの引き戸や和柄の箱形座布団などで随所に「和」を取り入れた。ダイニング空間や16人まで利用できるテーブル席の個室なども設ける。席数は90席。
メニューは、ジャガイモで作ったモチに鶏のそぼろあんをかけた「いももちのそぼろ煮」(630円)や、三つ葉、キクラゲなどの具材が使った「五目揚げ出し豆腐」(683円)、京都の老舗漬け物店「村上重本店」の漬け物をセットにした「京都村上重のお漬物盛合せ」(683円)など。スイーツは、1860年創業の老舗茶店「祇園辻利」の抹茶アイス「京都辻利の抹茶アイス」(630円)や毎日店舗で実際に作るという「手づくり黒胡麻わらび餅」(578円)など。
アルコールは、ビール(647円)、日本酒(600円~)、焼酎(500円~)、ワイン(グラス、500円)など50種類を用意する。客単価は4,500円~4,800円。ターゲットは20代後半~50代全般の男女。
営業時間は17時~23時30分。