TSUTAYAグループで配信事業を手掛けるツタヤオンライン(渋谷区恵比寿4)は12月19日、デジタルテレビ向けネットサービス「アクトビラ」上で展開している映像配信サービス「TSUTAYA TV」でブルーレイディスクなどに録画可能な映像コンテンツのダウンロードサービスを開始する。
TSUTAYA TVでは今年6月から、対応のデジタル家電でストリーミング方式よる動画レンタルサービスを展開。「業界初」(同社調べ)となるダウンロードサービスでは、従来に比べ「高画質」「高精細」な映像コンテンツを、ハードディスク搭載型デジタルテレビやブルーレイディスクレコーダーなどの対応家電向けに配信する。
サービス名は「TSUTAYA TV セルスルーサービス」。料金は1作品あたり平均3,675円で、最大2回までダビング可能。シーズンタイトルを割安でまとめて提供するパックプランも用意する。同時に開始する「ダウンロードレンタルサービス」では、視聴期限を設け映像をレンタル(ダビング不可)。期限は映画が48時間、テレビシリーズが48~72時間で、料金は1作品あたりそれぞれ平均735円(映画)、368円(テレビ)。
12月末をめどに、パラマウント・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー、ワーナー・ブラザーズなど米ハリウッド著名スタジオによる映画をはじめ、TVシリーズ「HEROES/ヒーローズ」(シーズン1~2)、「デスパレートな妻たち」(シーズン1~3)など約400作品をハイデフ映像で配信、今後も順次タイトルを拡大していく予定。
TSUTAYAグループでは、デジタル家電の台頭を背景にブルーレイソフトなどの高画質映像の視聴が広がる中、DVDからブルーレイソフト移行の普及やハイデフ映像の訴求を目指すとしている。
「アクトビラ」は今年6月、松下電器産業やソネットエンタテインメントなど6社が共同出資する同名の合弁会社(港区)が運営するデジタルテレビ向けポータルとしてサービスを開始。TSUTAYAグループは同時に、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス「TSUTAYA TV」を開始した。